30代前半のころ、親からの「そろそろ結婚は?」という無言のプレッシャーを感じていた私。そんなとき、友人から結婚相談所を紹介され、「とりあえずやってみよう」と軽い気持ちで登録しました。ところが、そこでアドバイザーからかけられたひと言に大きな衝撃を受け……。その言葉をきっかけに、私は自分自身の本当の気持ちと向き合うことになったのです。
友人の勧めで始めた婚活
当時の私は仕事がとても充実していました。休日には趣味を楽しみ、友人との時間もあり、独身生活に大きな不満はありませんでした。
それでも、周囲では結婚する友人が増え、親からも何となく結婚を期待されている空気を感じていました。そんなとき、友人から「ここで結婚できたよ」と結婚相談所を紹介されたのです。
「良い出会いがあればいいな」――そんな気持ちで登録し、実際に3人の男性とお会いしました。
しかし、どの方とも交際には発展しませんでした。
アドバイザーのひと言にハッ!
しばらくすると、相談所のチーフアドバイザーから面談の連絡が入りました。
そこで言われたのが、「最初の1カ月が勝負です。1カ月以内に交際につながらないと、その後の成婚はかなり難しくなります」という内容でした。
もちろん、実際にはその後に素敵なご縁を見つける方もたくさんいると思いますし、アドバイザーも私を励ますつもりで話してくださったのだと思います。それでも当時の私は、その言葉に大きな衝撃を受けました。
そして、その言葉を聞いた私は「もっと頑張らなきゃ」という気持ちよりも、別の感情が湧いてきたのです。それは、「私は、そこまで本気で結婚したいと思っているわけじゃないかもしれない」ということでした。
仕事も楽しい。今の生活にも満足している。婚活を始めた理由も、自分自身の強い希望というより、周囲の影響が大きかったことに気づいたのです。
その瞬間、「ここは今の私がいるべき場所ではないのかもしれない」と素直に思いました。

