食中毒を防ぐには?
Q.「梅雨の食中毒」を防ぐために、キッチンで「これだけは絶対にしていない」ことはありますか。スポンジの除菌やまな板の乾燥など、日常生活ですぐ取り入れられる衛生管理術を薬剤師の視点で教えてください。
真部さん「絶対にNGなのは、ぬれたまま放置することです。細菌は水分、温度、栄養がそろうと一気に増殖してしまいます。キッチンはこの3つの条件がそろいやすい場所なので、特に注意してください。
すぐに取り入れられるのは、まず調理の前後に必ずせっけんで手を洗うということです。調理中でも、生肉や魚を触った後やトイレの後には手洗いを徹底してください。
次に、スポンジを毎日リセットするということです。ぬれたままシンクに置きっぱなしにするのは一番だめです。使い終わったらよく洗ってしっかり絞り、風通しの良いところで乾燥させたり、しっかり洗った後に除菌効果のある洗剤をつけてもんだりするのが良いと思います。
また、梅雨の時期は特にスポンジを定期的に交換するのが望ましいです。安いスポンジで構わないのでたくさんストックを買っておき、1~2週間に1回くらいの頻度で新しいものに交換するとよいでしょう。
まな板は洗剤で洗ってから、立てて完全に乾かすまでを必ずセットで行うことが重要です。安全面で考えると、肉や魚用と野菜用のまな板を分けるのが理想だと思います。
また、スポンジと同じくふきんやタオルの使い回しをしないことも重要です。ぬれたまま繰り返し使うとどうしても細菌が増殖してしまうため、1日1回は違うものに替え、使ったものはすぐに洗うとよいでしょう。
最後に、食べ物の作り置きについてです。梅雨以降の時期は特に常温で放置するのが最も危険なので、粗熱が取れたら小分けにしてすぐ冷蔵庫に入れるのを必ず守ってください。
特に熱いからと作ったカレーやシチューを鍋のまま置きっぱなしにしてしまう人がいますが、一晩で『ウェルシュ菌』という細菌がすぐに繁殖してしまいます。ウェルシュ菌は見た目や臭いでは全く分からず、基本的に加熱しても死滅しないため、食中毒の要因になりやすいといわれています。そのため、絶対に鍋のまま常温で放置しないでください」
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梅雨の時期はキッチン用品をぬれたまま放置せず、小まめに取り替えることが重要だと分かりました。気温や湿度が高くなる時期なので、食材や薬の取り扱いにはいつも以上に気を配るとよいでしょう。
