一人っ子で甘やかされて育ち、家事経験ゼロのまま仕事を辞めてしまった夫。そんな彼を“ある行動”で、頼れるパートナーへと変貌させた実話です。筆者の知人の体験談をご紹介します。
無職で家事ゼロ。ストレスで限界寸前の毎日
私の夫は、一人息子として義両親から過保護に甘やかされて育ちました。結婚後も家事は一切できず、「嫌なことからは逃げたい」という、自立心とは程遠い甘えん坊気質でした。
共働きでなんとか生活していましたが、ある日夫はあっさりと仕事を辞め、無職になってしまったのです。
私が外で必死に働き、帰宅してから休む間もなく家事をこなす一方で、夫は「家事はやり方がわからないから」とスマホを見てゴロゴロするだけ。
「私がこんなに疲れているのに、なぜ少しも手伝おうとしないの!?」と、私のストレスと疲労は爆発寸前でした。
台所の惨状と、味の悪い「初めての焼き飯」
私がイライラを募らせていたある日のこと。バタバタと余裕なく立ち働く私の姿を見て、ついに夫も気の毒に思ったようです。
仕事から帰ると、散らかり放題のキッチンの奥のテーブルに、夫が人生で初めて作ったという「焼き飯」が置かれていました。
正直、見栄えは悪く、味も油っぽくてお世辞にも美味しいとは言えません。「キッチンをもっと綺麗に使ってよ」「味が薄いよ」と、喉まで出かかったダメ出しは山ほどありました。
しかし私は、「ここで文句を言えば、彼は二度とキッチンに立たないだろう」と瞬時に悟りました。私は文句を言いたい気持ちを必死に飲み込み、笑顔を作ってあえて大げさに絶賛したのです。
「うわあ、すっごく助かる! 人に作ってもらったご飯って、世界一美味しいね!」

