
琵琶湖最大のバス釣りトーナメント、ビワコオープン。釣りビジョンマガジンでライターを務めるこの哀れな語り部(←筆者のことです)が、僭越ながら年間優勝を目指して、まずは第1戦にエントリー。その結果はなんと!
絶対に釣らなければいけない、春の超難関大会
2003年から続いているビワコオープン。過去にはここから名を馳せ、世界へと羽ばたいていったアングラーもいたりする、由緒ある大会なのである。有名プロからレンタルボートのサンデーアングラーまで誰でも参加しやすい敷居の低さも魅力で、参加人数は長年にわたって琵琶湖のナンバーワンを誇る。今回も131名の腕自慢が我こそはと参加し、釣りの戦略、技術などを競ったのであった。
さて、この哀れな語り部は一昨年にバスボートを購入したのだが、2024年は秋2戦、2025年は春2戦しか参加していなかった。しかし、今年は身の程知らずにも年間優勝を目指し、全戦参戦したいと思っている(といっても、今年は全3戦と少なくなってしまった)。ビワコオープンは賞金がないこともあり、単戦優勝より年間優勝を狙う方が戦略性があって面白いと感じたからだ。
それには、この3月大会は絶対に1本は釣らねばならない。近年の琵琶湖は年々バスが釣りづらくなっていて、特にビワコオープン3月大会は難易度が高い。腕自慢が集まっているのに例年のウェイイン率は25%前後という難関なのだ。ボウズは参加点の5ポイントのみとなり、この時点で年間優勝争いは1/4に絞られるといっていいだろう。
なので、語り部の戦略としては「とにかく1本でも釣れる可能性が高い作戦」を選び、それを念頭に置いたプラクティスをすることにした。
勝負事にこだわりは必要なし、やっと気づけた50歳の春
今まで3月下旬の大会というと、ホンモロコが産卵のため浅場に群れで押し寄せるタイミングと重なるため、シャローの巻きモノやカバー撃ちでハメてやろう、と思っていたりもしたこの哀れな語り部(ここでいうシャローとは水深2mより浅いカバー周りです)。クラシックなバスフィッシングへの憧れがあったのかもしれないし、カッコよく釣りたいと思っていたのかもしれない。しかし、勝負事にこだわりやスタイルなどの主張は不要だと、最近になってようやく気づいた(笑)。目の前の「今」を最適な方法と技術で釣るしかないのだ。
また、ここ8年ほど琵琶湖のシャローは季節問わずかなり不安定である。釣れるときは釣れるが、釣れないときは全然釣れない。それもあって、3月大会本番ではいい結果を残せずにいた。なので今回は、いくらプラクティス中にシャローにバスの気配を感じても「あれは本番では釣れない」と、常に自制を心がけていた。
プラでは、シャローへの上り口周辺にあるいい感じのハードボトムとウィードパッチにヤマを絞って魚探掛けをすることにした。ただ、これは琵琶湖に限らず早春の基本的な考え方であり、全然特別なことではない。仕事がかなり忙しい時期ではあったが、無理やり大会直前の2日間をプラに当てて、魚探掛けと釣らない釣りに徹した。なかなかいい場所は見つからなかったのだが、2日目の夕方にたまたま有望なスポットを見つけ…ヴァップスイマーのウェイテッドリグに明確なバイト!しかし、これは合わせずにバスが口からルアーを吐き出すのを待った。そして、重大な変化に気づくこともできた。
あとは本番で釣るだけだ。

