オキシトシンの出し方(増やし方)

オキシトシンは人と関わるなかで、自然に分泌されるホルモンです。ここでは、日常の中で取り入れやすいオキシトシンの出し方を紹介します。
スキンシップをはかる
家族やパートナーなど、親しい人とのスキンシップは、オキシトシンの分泌を促すことが知られています。手をつないだり、ハグしたりと、安心感を伴う触れ合いを日常の中で取り入れてみてはいかがでしょうか。
タッチケアを受ける
マッサージを受けたり、痛みのある部位を優しくさすってもらったりなどのタッチケアもオキシトシンが出やすくなる刺激の1つです。実際に、15分間背中をマッサージされると、血液中のオキシトシン量が増加したとの報告があります。
相手を思いやる
思いやりの気持ちを持つことも、オキシトシンが出ることにつながるでしょう。実際、マッサージの前後に血液中のオキシトシン量を測定したところ、マッサージを「受ける側」よりも「する側」のオキシトシン増加量が大きかったとの報告があります。これは皮膚刺激だけでなく、「この触れ方は気持ちいいかな?」や「痛みがよくなってほしい」といった思いやり、共感などマッサージする側の心理的影響を受けていると考えられています。
会話を楽しむ
会話もオキシトシンの分泌に関わっている可能性があります。母子間の研究では、対面や電話で会話をした場合は、メッセージのみのやり取りよりも、尿中のオキシトシン濃度が高かったとの報告があるのです。メッセージでのやり取りは便利な面もありますが、会話する時間も大切にしたいですね。
目を見て接する
親しい人と目を合わせるといった相互的なコミュニケーションは、オキシトシンの分泌を促す可能性があります。たとえば、乳児と見つめ合う視覚的な刺激によって、母親の体内でオキシトシンの分泌が促されると知られています。また、先ほど紹介した人と犬の実験でも、視線を合わせることで尿中オキシトシン濃度が上昇していました。このように、相手の目を見て接するというちょっとした行動も、オキシトシンを増やす一因になる可能性があるのです。
【1人】オキシトシンの出し方(増やし方)

「1人でできる方法を知りたい」という方もいらっしゃるでしょう。そこで、1人でも実践しやすいオキシトシンの出し方を紹介します。
触り心地のよいものに触れる
「心地よい」と感じる触感刺激は、オキシトシンの分泌に関わる神経系を刺激すると考えられています。タオルやブランケット、ぬいぐるみなどお好みの素材に触れることで、オキシトシンが出やすい状態になるでしょう。
セルフタッチする
自分自身に優しく触れるセルフタッチも、オキシトシンの分泌増加が期待できます。リラックスした状態で腕や足をゆっくりとさすったり、両手の指の腹を使って軽く弾ませるようにタッチしたりしてみましょう。
マインドフルネス瞑想をする
「今、この瞬間」の自分に意識を向けるマインドフルネス瞑想は、こころを刺激して脳内のオキシトシン放出を促す可能性があります。基本的なやり方は下記のとおりです。
1.座った状態で目を閉じ、呼吸に集中する
2.雑念が浮かんできたら、その考えに気付き、再び呼吸に集中する
1日15分程度を目安に、無理のない範囲で続けてみましょう。
アロマを取り入れる
ラベンダーオイルを用いたアロマセラピーによって、女性の唾液中オキシトシン濃度が上昇したとの報告があります。香りの感じ方には個人差がありますので、「心地よい」や「落ち着く」と感じる香りを選ぶことが大切です。就寝前やリラックスタイムに取り入れてみるのもよいでしょう。
音楽
リラクゼーションをもたらすスローテンポの音楽を聴くことで、唾液中のオキシトシン濃度が高まったと報告されています。落ち着く音を日常に取り入れることで、ストレス軽減とともにオキシトシンが出やすい状態づくりにつながるでしょう。

