サッカー日本代表はワールドカップ(W杯)北中米大会の1次リーグF組最終戦で、25日(日本時間26日午前8時)にスウェーデンと対戦する。日本は勝つか引き分けでグループ突破が決定し、1位通過ならモロッコ、2位通過ならブラジルとの対戦が決まる状況だ。また、同組1位を争うオランダ対チュニジア戦が開催されるカンザスシティでは、オランダ全国紙「de telegraaf」が「激しい雨や雷雨の恐れがあり、雹や洪水の可能性もわずかにある」と報じたように悪天候が予想されている。米国立気象局が現地時間25日午前2時ごろに発表した予報によると、25日は降水確率60%で雷雨の恐れがあり、夜間には降水確率が80%に跳ね上がるという。この「洪水の恐れ」もある激しい雨や雷雨が、オランダの戦況ひいてはF組の順位を大きく左右する可能性が出ている。
すでに1次リーグC組は24日に全日程を終了した。ブラジルがスコットランドを3-0で下して2勝1分けの勝ち点7(得失点+6)で1位突破を決めている。2位にはハイチに4-2で勝利したモロッコが2勝1分けの勝ち点7(得失点+3)で滑り込んだ。日本が1位で進出した場合は決勝トーナメント1回戦で、29日(日本時間30日午前10時、モンテレイ)にモロッコと、2位の場合は29日(日本時間30日午前2時、ヒューストン)にブラジルと激突する。日本が1位突破を果たすには、スウェーデンに勝利したうえでオランダが引き分け以下に終わるか、オランダが勝った場合でも得失点差や総得点で上回る必要がある。引き分けの場合でもオランダが敗れれば1位が決まり、両者引き分けなら総得点勝負となる。
「実際、3つ全部来てもいいよ」
このC組の結果を受け、Xでは早くも決勝T1回戦の対戦相手を巡る論争が白熱。あるブラジルサポーターがスウェーデンを含む3チームのうち「誰と戦いたいですか?」と問うたところ、仲間からはF組から勝ち上がってくる相手を楽観視する声が目立つ。
「スウェーデンだけど、おそらく日本と対戦するだろう!実際、3つ全部来てもいいよ、ブラジル人は中堅/小国代表なんて怖くないからね」といった、日本を中堅・弱小と見なす書き込みや、「オランダなら2-1、日本なら1-0、スウェーデンなら3-0。メモっとけ」と、日本戦を僅差ながらも確実な勝利と予想する投稿が見られる。中には「スウェーデンかオランダがいいよ。スウェーデンは断トツで一番簡単だし、ブラジルの常連客だから。オランダは、日本を引いたら奴らが舐めてかかってきて、クロアチア2.0みたいな危険があるからさ」と前回カタール大会準々決勝での苦杯を引き合いに出し、自国の油断を懸念する声もあった。
データを用いた「カウンター」
これに対し、日本のファンはSNSで強力なカウンターを展開。ブラジル側の過小評価に対し、「シンプルに、ブラジルが日本に勝てたらラッキーだと思うよ。選手の質だとやはりブラジルは日本に勝てないのは明確だからね」と、現在の戦力差において日本が引けを取らないことを堂々と主張する声が上がった。さらに、直近の対戦データを突きつけるファンも現れ、昨年10月の国際親善試合でブラジルに3-2と14試合目で初勝利を挙げたスコアを含むチュニジア戦までの9試合を並べたうえで「直近の試合結果です お互い頑張りましょう♪」と、静かに、しかし強烈に牽制している。
また、一部のブラジルファンからも「日本について話してる人たちはサッカーを追ってないね」と、現在の日本の真の実力を直視すべきだという指摘が出ており、かつてのような「ブラジル絶対優位」の空気は崩れつつある。運命のスウェーデン戦、そしてオランダ戦の空模様も含め、日本の進む道に世界中の視線が注がれている。

