二極化したそれぞれの本音
送迎を買って出たAさんに対し、「じゃあお願い」と頼んでくるママもいました。しかし、あまりに頻繁になると、それが当たり前のように感じられてしまい、引き受ける側のAさんの心に少しずつモヤモヤが募り始めます。
一方で「万が一の事故が怖いから、人の車には乗せられない」「気を遣うから自分で連れて行く」と送迎を断るママもいました。
チームとして強くなるためには、なるべく多くのチームメイトに練習や遠征に参加してほしいもの。でも、善意が負担になってしまうのも困るし、関係がギクシャクしてしまうのも避けたい……。
この二極化したママたちの反応に、Aさんはどうバランスを取るべきか頭を悩ませていたのです。
これからの部活の形
忙しくてどうしてもサポートが難しい家庭の事情も、万が一の責任を考えて慎重になる気持ちも、どちらも大切な我が子を思えばこそ。決してどちらかが「悪」というわけではありません。
息子のためにチームを強くできることには協力したいと思っているAさんでしたが、これ以上何ができるのだろうと悩む日々は続きます。
部活動の地域移行に伴い、昔のように「誰かが我慢して回す」形は変わっていくのかもしれませんね。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

