淡路島の土を用いる理由
淡路島は、日本神話において国生みの最初の島とされる場所だ。TSUCHIは、この土地に宿る象徴性を装飾的な物語として扱うのではなく、大地そのものに向き合うための起点として捉えている。
土、石、地層、ひび割れ、風雨の痕跡。それらは単なる自然の断片ではなく、土地に蓄積された時間の記録でもある。淡路島の土には、素材としての質感だけでなく、土地の成り立ち、風土、人の営みが重なっている。TSUCHIは、その土地に根ざした素材の力を、現代の空間に通じるプロダクトとして立ち上げることを目指している。
土の素材の魅力を空間に反映
現代の空間には、均質で扱いやすい素材が多く用いられている。一方で、土は不均質。表面には凹凸があり、粒子は均一ではなく、光の当たり方によって表情を変える。その粗さや揺らぎは、工業製品のような均質さとは異なる、自然物ならではの静けさを空間にもたらすという。
淡路島の土を用いた家具ブランド「TSUCHI」の展覧会、 「LAND/TRACE – 大地のプロダクト展 -」へ出かけてみては。
■LAND/TRACE – 大地のプロダクト展 –
会期:7月4日(土)〜8月16日(日)
時間:平日13:00〜17:00、土日祝10:00〜18:00
休館:火曜・水曜(予約の場合開館)
会場:土のミュージアムSHIDO
住所:兵庫県淡路市多賀2150
入場料:500円(予約優先制)
予約:https://tsuchiawaji.github.io/tsuchi-booking
Instagram:https://www.instagram.com/tsuchi.japan
HP:https://www.tsuchi-japan.com
(熊田明日良)
