記者の出自や属性をあげつらう投稿は看過できない──。
朝日新聞社が6月25日、公式Xで、記者の出自や属性に言及する投稿について「個人の尊厳を傷つけるおそれがあり、偏見にもつながります」と注意を呼びかけた。
●「記事への批判は真摯に受け止める」一方で
同社は投稿で、「Xで最近、本社記者の署名から個人の出自や属性に関する言及があります」と指摘。
そのうえで、「記事の内容に対する様々な意見や批判は真摯に受け止めます。一方で、記者の出自や属性に基づいて評価したり、侮辱や中傷につながったりするような言動は看過できません」との考えを示した。
朝日新聞社広報部は弁護士ドットコムニュースの取材に対し、今回の発信は「記事の署名に関して、記者の出自や属性に言及する投稿があったことを受けて」実施したと説明。具体的な投稿内容については、「記者を保護する観点から」回答を差し控えるとした。
●「改めて考えを伝える必要があると判断した」
発信の理由について、同社広報部は「記者の出自や属性に基づいて評価したり、侮辱や中傷につながったりするような言動は、個人の尊厳を傷つけるおそれがあるだけでなく、偏見や差別を助長しかねない」と説明。「改めて当社の考えをお伝えする必要があると判断」したとしている。
同社は2026年4月にも、SNS上の本社記者・社員に対する誹謗中傷や名誉毀損などへの対応方針をコーポレートサイトで公表している。

