猫が耳を塞ぎたくなる大嫌いな言葉4つ
飼い主が何気なく口にしている言葉でも、猫からすれば好みがあります。好きな言葉は、自分に良いことがある「ごはん」や「おやつ」かもしれません。
一方、自分にとって良くない言葉は猫も聞きたくないものです。特に次の4つの言葉は、猫が嫌な経験と結びつけやすい言葉といえるでしょう。
1.「病院に行くよ」
病気の治療だけでなく、ワクチンや定期検診などで年に何度かは動物病院に行くことがあるでしょう。そんなときに何気なく言ってしまいがちな「病院に行くよ」は、猫にとっては緊張を強いられる一瞬です。
猫はその言葉を聞くと、キャリーバッグでの移動や、診察台での恐怖心など、以前病院へ連れて行かれた過去の経験を思い出すことがあります。また、通院は飼い主自身の緊張が伝わってしまうこともあります。
「病院」という言葉が、猫に嫌な記憶を思い出させてしまうのです。
2.「爪切りしようね」
爪は、猫が身を守るための最大の武器です。「爪切りしようね」と言われた瞬間、「嫌です!」と言いたい気持ちでいっぱいになるでしょう。
猫は爪が短くなること自体には、多少の違和感を覚える程度で、実は爪切りを嫌がる主な理由は、足先を持たれたり、爪を押し出されたり、自由を制限される工程にあることが多いといわれます。
足をつかまないと爪切りできない点が、この言葉が嫌われる大きな原因です。
3.「ったく、本当にダメな子!」
飼い主の意に反する不都合な行動を、猫が何度も何度も繰り返したときに、あきれるように言い捨ててしまう言葉です。ソファや柱での爪とぎやカーペットでの吐き戻しなど、猫の習慣的・生理的なことが多いかもしれません。
猫がダメという意味がわからなくても、飼い主の声のトーンや態度から、自分に怒りが向いていることを感じるでしょう。何を言われてもその行動が猫の本能や生理現象によるものであれば、猫はそんな言葉は聞きたくないのです。
4.「もう〇〇してあげないからね!」
イライラした様子で突き放すこの言葉を聞いたら、猫は恐怖を感じるかもしれません。撫でていたら噛み付いてきたり、食事の用意をしていたらひっくり返されたり、状況はさまざまですが、たいていは突発的に飼い主の期待が裏切られたときに言いがちです。
猫からすると、まったく自分自身の思いもよらないところで、突然飼い主が怒りだすので、驚きと強い緊張を感じることでしょう。「〇〇してあげない」という本来の意味がわからなくても、飼い主の態度の急変が猫を脅かすのです。
愛猫に嫌な思いをさせないためのコツ
愛猫に言葉を発する際には、できるだけネガティブな経験と結びつけないようにする配慮が必要です。「病院」や「爪切り」などは、ずっと避けて通れるものではないことから、問題がない範囲でおいしいおやつなどのご褒美を挟むのが効果的です。
たとえば、「病院、行くよ」という言葉を避けなくても、キャリーに入ったときや受診後にご褒美をあげて嫌な気持ちを緩和させてあげることができます。爪切りも同様です。
また、猫を軽んじるような言葉は、たとえ独り言のように言ったとしても、ネガティブな気持ちは猫に伝わってしまいます。
猫には言葉そのものよりも、声の調子や接し方のほうが影響します。イラッとしたとしても態度に出さないようにするためにも、もしかしたら、いつも頑張っている飼い主さん自身にも、ご褒美が有効かもしれません。

