陰部がむずむずする場合、病院を受診するべきタイミングはいつでしょうか。メディカルドック監修医が病院を受診するべきタイミングについて解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「陰部がむずむずして眠れない」原因は?潜む”5つの疾患”と対処法を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
阿部 一也(医師)
医師、日本産科婦人科学会専門医。東京慈恵会医科大学卒業。都内総合病院産婦人科医長として妊婦健診はもちろん、分娩の対応や新生児の対応、切迫流早産の管理などにも従事。婦人科では子宮筋腫、卵巣嚢腫、内膜症、骨盤内感染症などの良性疾患から、子宮癌や卵巣癌の手術や化学療法(抗癌剤治療)も行っている。PMS(月経前症候群)や更年期障害などのホルモン系の診療なども幅広く診療している。
病院を受診するべきタイミング
陰部がむずむずする場合には、さまざまな疾患が関連している可能性があります。陰部のむずむず感が続く場合や、ほかの症状を伴う場合には、早めに医療機関の受診を検討する必要があるでしょう。自己判断で放置せず専門家の診断を受ければ、適切な治療を受け、早期の症状緩和につなげることができます。以下に、病院での受診を検討すべき具体的な症状について解説します。
おりものがいつもと違うと感じた場合
おりものの色や量、臭いにがいつもと異なると感じた場合、何かしらの感染症にかかっている可能性があります。特に、黄緑色や灰色になっている、泡状のおりものが出ている、強い臭いがする場合には注意が必要です。早めに婦人科を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。
数日間症状が続く場合
強いかゆみが特に数日以上続く場合は、自己判断で放置せず、医師に相談することが重要です。早期診断と治療が症状の悪化を防ぎます。
性感染症の不安を感じる場合
性行為や性行為後に強いかゆみを感じた、おりものの量が増えた、臭いが変わったなどと感じた場合、性感染症にかかっている可能性もあります。症状がなくても感染している可能性があるため、検査を受けましょう。
「陰部がむずむずする」症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「陰部がむずむずする」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
陰部がむずむずしてかゆい場合、何科を受診すべきですか?
阿部 一也(医師)
女性の場合は婦人科、男性の場合は泌尿器科を受診するのが一般的です。また、皮膚の炎症が強い場合は皮膚科でも相談可能です。感染症の疑いがある場合は、パートナーと一緒に受診することも検討してください。
市販薬を使っても治らない場合はどうすればいいですか?
阿部 一也(医師)
市販薬を数日間使用しても改善が見られない、あるいは悪化する場合は、カンジダ症や性感染症など、特定の薬剤が必要な原因の可能性があります。自己判断で薬を使い続けると、かえって診断を遅らせることがあるため、早めに医療機関を受診しましょう。

