良かれと思ってしたことが裏目にでてしまう、相手にとって「本当に必要な助け」とは何なのでしょうか──筆者の知人の体験談をお届けします。
良かれと思って駆けつけたけれど
息子は激務で帰宅も遅く、家事や育児はどうしても妻のA子さんが担うことが多いようです。
その状況にいつも申し訳なさを感じていた私は、A子さんが体調を崩したと聞いたとき、いても立ってもいられませんでした。
息子に代わり、少しでも楽をさせてあげたいと思い、煮物やスープなどをたくさん作って駆けつけたのです。
しかし、私の訪問に子どもたちは大はしゃぎ。
「おばあちゃんが来た!」と興奮してリビングを走り回ってしまいました。
休ませるはずが休めていない?
私は料理を並べたり片付けをしたりしていましたが、その間もA子さんは休めていませんでした。
気を遣って私と会話をしたり、はしゃぐ子どもたちをなだめたり、子どもの食事を手伝うために立ち上がったりしていたのです。
帰る頃には「今日はありがとうございました」と笑顔を見せてくれましたが、その顔には疲れがにじんでいました。
良かれと思ってしたはずの「手伝い」が、A子さんにとっては「おもてなし」を強いる負担になり、彼女の休息を奪っていたのだと気づき、深く反省しました。

