洗面所で気づいた“恐怖の異変”
しかし、奈々さんはその夜、再び義母への怒りを募らせることになります。お風呂へ入ろうと、下着を収納している洗面所の引き出しを開けると、信じられない光景が……。なんと、ブラジャーの紐がすべて切られていたのです。「誰がこんなことを……と考えた時、浮かんだのは義母の顔でした。きっと、私への怒りをこういう形で発散したんだろうなって」
怖くなった奈々さんは夫に相談。義母にそれとなく、聞いてみてほしいと頼みました。しかし、夫は「母さんがそんなことするはずないだろ」の一点張り。奈々さんの話をまともに聞いてくれませんでした。
「下着を見られたこともショックでした。でも、決定的な証拠はなかったので結局、泣き寝入りです」この出来事を機に、夫との関係が悪くなってしまったという奈々さん。今はぶつけることができない義母への怒りを、自分でなだめる日々です。
「もし、今度夫婦で家を空けることがあれば、隠しカメラを設置して義母の悪行を収めたい。夫に『あんたの母親ヤバいよ』って言ってやりたい気持ちもあります」
部屋を掃除するという義母の行動は一見、善意のように見えますが、息子夫婦のプライバシーに入り込む過干渉でもあります。巧妙な支配で奈々さんの心を傷つける義母。ふたりはこの先、どんな嫁姑関係を築いていくのでしょうか。
<取材・文/古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

