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「疲れ」「イライラ」「太りやすさ」は腸からのサイン?45歳を過ぎたら始めたい「大人の腸活」【医師コラム】

「疲れ」「イライラ」「太りやすさ」は腸からのサイン?45歳を過ぎたら始めたい「大人の腸活」【医師コラム】

やり過ぎ注意!腸活で気を付けたい落とし穴


健康意識が高い人ほど、ついつい頑張り過ぎてしまうことがあります。腸のために良かれと思って始めているその習慣、実は逆効果になっているかもしれません。体を労わるために、注意したい3つのポイントをお伝えします。

特定の食品ばかりを食べ続ける

「テレビで〇〇が腸に良いと見たから」と、毎日そればかりを大量に食べるのはおすすめできません。腸内環境を整える上で最も重要なのは、菌の「多様性(たくさんの種類がバランスよく存在すること)」です。

私たちの腸内には何百種類もの細菌がいて、それぞれ好むエサが異なります。特定の食品ばかりに偏ると、一部の菌だけが異常に増えてしまい、全体のバランス(多様性)が崩れてしまいます。いろいろな食材を少しずつ、バラエティ豊かに摂るのが大切です。

おなかの張りを無視して「食物繊維」を摂り過ぎる

便秘を解消しようと、ごぼうや玄米、サツマイモなどの「食物繊維」を一生懸命食べているのに、一向に改善しない、むしろおなかが張って苦しい……という声をよく耳にします。

食物繊維には2種類あり、ごぼうや玄米などに含まれるのは「不溶性(水に溶けない)食物繊維」です。
これは便の水分を吸収して膨らむ性質があるため、もともと便秘がちで腸の動きが弱っている人が急に摂り過ぎると、便が体内で硬く通せんぼをしてしまい、かえって便秘が悪化する原因になります。おなかの張りを感じたら一度控えて、まずは水分をしっかり摂りつつ、便を柔らかくしてくれる「水溶性(水に溶ける)食物繊維(ワカメやアボカドなど)」から始めてみましょう。

サプリメントへの依存

手軽に乳酸菌やビフィズス菌を補給できるサプリメントは非常に便利ですが、これだけに頼り切ってしまうのは禁物です。

サプリメントはあくまで日々の食事をサポートする「補助」の役割です。私たちは食事をして、かんで、消化するという一連の動作そのものが腸の筋肉や神経を心地よく刺激し、おなかの働きを活発にしています。カプセルや錠剤を飲むだけでは、この大切な「自然の刺激」が生まれません。基本はあくまで毎日の食事からおいしく栄養を摂り、どうしても不足する分をサプリで補うという距離感が、長期的な腸の健康を保つ秘訣です。

まとめ

腸活は、特別なことをするよりも「バランスの良い食事」「適度な運動」「規則正しい生活」を積み重ねていくことが大切だと考えています。診療を続ける中で、私は「腸内環境」が体全体の状態に大きく関わっていることを、日々実感してきました。実際に、便通やおなかの不調だけでなく、疲れやすさ、肌の状態、免疫力など、さまざまな悩みの背景に“腸”が関係しているケースを数多く見てきました。

もちろん、薬や治療も大切です。ただ、それだけではなく「毎日の生活の中で、無理なく続けられる健康習慣」がとても重要だと感じています。だからこそ私は、“続けやすさ”を大切にした乳酸菌飲料「乳酸菌V28」を開発しました。何か特別なことを頑張るのではなく、毎日の生活の中で自然と健康を支えられる。そんな存在になれたらうれしく思っています。

年齢を理由に諦めるのではなく、小さな工夫から、腸にやさしい習慣を少しずつ増やしていきましょう。毎日の「おいしい」を楽しみながら、ご自身の体に寄り添う習慣を、今日から一緒に始めていけたらうれしいです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者/監修/橋本将吉 先生
株式会社Gift Circle(リーフェグループ)代表取締役。内科医。西新宿セルフライフ内科クリニック院長として、患者様の生活習慣に寄り添った診療をおこない、特に予防医学に力を注いでいる。総合診療医として、生活習慣病や感染症、誤嚥性肺炎など、日常診療で頻繁に遭遇する疾患を幅広く診療。医療現場での経験をもとに、「わかりやすく、すぐに役立つ医学情報」の発信を重視している。また、全国7校舎を展開する医師個別指導塾「医学生道場」を運営し、82名の医師講師とともに次世代の医師育成に取り組むなど、医療教育分野にも精力的に携わっている。 YouTubeチャンネル「ドクターハッシー/内科医 橋本将吉」では、病気の予防や健康管理、食事・運動・睡眠といった生活習慣をテーマに、医学的根拠に基づいた情報を一般向けに発信。テレビ・ラジオなどのメディア出演も多数。

配信元: 介護カレンダー

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