シンガー・ソングライターの松山千春(70)が28日放送の「松山千春 ON THE RADIO」(FM NACK5など、日曜後9・0)に出演。20日に老衰のため91歳で亡くなった歌手で俳優の美輪明宏さんを悼んだ。
松山は美輪さんの訃報と経歴を改めて紹介した後、「美輪さんは100や150は生きると思ってたよなあ」と率直な感想を述べた。印象に残っていることについては「その歌い方」と断じ、理由について「もうシャンソンを超えた、『ヨイトマケの唄』なんかはな。もう力を入れて頑張って歌ってたからなあ。それこそ紅白歌合戦でまあ振りをつけながら、歌っている。そんな美輪さんのイメージが残ってたりなんかするんですけどね」と振り返った。
「何やっても成功するこの名前」
訃報に接し、「老衰ということなんで、別にその痛みとか苦しみとか、そういうのはなかったのかなと思うとな」とポツリ。「美輪さん。またどこかで会えるような気がするような」と胸中を吐露した。
さらに、美輪さんとの知られざるプライベートなエピソードも披露。かつて松山の友人が美輪さんに「松山千春、この名前の人の運勢はどうですか?」と尋ねた際、美輪さんは「あ、この人はもう特別。もう何やっても成功されるこの名前ですよ」と言ってくれたという。「そういうのっていい風に言われると、なんか信じてしまうし、よしよしみたいな感じになるしな」と明かした。
シャンソン歌手の次元を超えた
また、リスナーに向けて「本当に特異な人でした。やっぱり、彼のような方は出てこないんじゃないか。だって全然異質だもんな。それはシャンソン歌手で俳優っていうけど、そういう次元じゃなかったもんな」とその偉大さを強調。松山の所属事務所のスタッフも「美輪さんは神様だぐらいに言ってたぐらいだからなあ」と語るほどであったという。松山は「本当に残念です」とその死を改めて惜しみ、美輪さんが歌った「ラストダンスは私に」を追悼の意を込めてオンエアした。
所属事務所の発表によると、美輪さんは20日午前9時30分、老衰のため都内の自宅で死去した。長崎県出身で、銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」を拠点に活動。1965年に「ヨイトマケの唄」が大ヒットし、舞台「黒蜥蜴」での主演や映画「ハウルの動く城」での声優など多方面で活躍した。この1年間は仕事をセーブして自宅で静養を続けており、最期は「ありがとう」と感謝の言葉を伝えて静かに目を閉じたという。葬儀・告別式は近親者のみで執り行われた。

