大学時代からの親友と、ほんのささいなことで口論になった日のことです。本当はすぐに謝ればよかったのに、私は意地を張ってしまいました。そのとき飲み込んだ「ごめんね」のひと言が、まさか数年たっても胸に残り続けるとは思っていませんでした。
言えなかった「ごめん」
大学時代から仲のよかった親友と、ある日、ちょっとしたことで口論になりました。今思えば、大きな問題ではなかったのかもしれません。しかしそのときの私は、自分から折れることができませんでした。
本当はその場で「ごめん」と言えばよかったのに、意地が勝ってしまい、親友も私も黙ったまま別れることになりました。別れ際の気まずい空気は、今でも忘れられません。
メッセージを書いては消す日々
翌日になり、私は謝ろうと思ってスマートフォンを手に取りました。「昨日はごめんね」と打ちかけたものの、送信ボタンを押すことができませんでした。
「今さら送ったら変に思われるかもしれない」「相手もまだ怒っているかもしれない」。そんなことを考えているうちに、書いたメッセージを消してしまいました。
それからも何度か謝ろうとしましたが、結局送れないまま日だけが過ぎていきました。そのうち親友も忙しくなったのか、自然と連絡は途切れていきました。

