残酷な現実のなかに垣間見える希望
わたし⾃⾝も、不登校に焦点をあてた作品に参加させていただいた事があるので、その難しさは身を持って痛感していました。寮長のような目線で子供を信じることは難しいし、それを全肯定することもできないけれど、それでもそんな子たちを救える世の中であってほしいと願っています。
過去は変えられないし、傷つけたものは取り戻せないけれど、これから先の未来を諦める事には繋がらない。過去を悔やんでも、未来を諦めない。
行ったり来たりする自分の思いにとまどいながらも、世の中に溢れる問題について今一度考えるきっかけになりました。残酷な現実のなかに垣間見える希望が、とても愛しかったです。心からたくさんの方に届いてほしい映画。劇場でぜひ!
『四月の余白』
配給/アークエンタテインメント 新宿ピカデリーほか全国公開中 ©2026 N.R.E.
<文/松本穂香>
【松本穂香】
1997年2月5日生まれ。大阪府出身。2015年『風に立つライオン』で長編映画デビュー。2017年連続テレビ小説『ひよっこ』に出演して注目を集め、2018年にはTBS日曜劇場『この世界の片隅に』で主演に抜擢。2023年、映画『“それ”がいる森』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。2024年、月9ドラマ『嘘解きレトリック』でW主演。2026年1月期ドラマ『50分間の恋人』では伊野尾慧とともにW主演、4月期ドラマ『タツキ先生は甘すぎる!』ではヒロインを務め、『エンジェルフライトTHE MOVIE』がプライムビデオで世界独占配信中。今秋スタートの連続テレビ小説『ブラッサム』、10月2日公開の映画『ファーストボイス』、『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』への出演が控えている

