父が黙り込んでしまった理由
結婚を両親に報告するため、彼を連れて私の両親と食事に行ったときのことです。私たちは高校生のころから付き合っており、両親も彼のことはすでに知っていました。「付き合いも長いし、特に反対もされないだろう」と思いながら、私たちはレストランへ。
しかし、席についてからの雰囲気は予想と違いました。普段は饒舌な父がその日はひと言も話そうとせず、食事にも手を付けようとしないのです。
母や彼が一生懸命話しかけるのですが、父は生返事ばかり。もしかして結婚に反対しているのかと思い、私と彼は困惑してしまいました。その後も、私と彼で懸命に父の関心を引こうと努力をして……。父の地元に関する話題になったときに、ようやく自分から話し始めてくれました。
後ほどわかったのですが、このとき父は初めて会う彼に緊張していたよう。食事が終わるころには父はいつもの調子を取り戻し、結婚挨拶は円満に終わりました。
◇ ◇ ◇ ◇
父が黙っていた理由は、結婚に反対していたからではなく、ただの人見知りでした。娘の私ですら今まで知らなかった父の一面を見た瞬間でした。今でも思い出しては、父と「あのときは緊張したね」と思い出話をしています。父は両家顔合わせの日も緊張していたようですが、頑張って義両親と会話していました。最初はどうなることかと思ったものの、無事に結婚できてよかったです。
著者:柏あかり
イラスト:アゲちゃん
今回は「結婚に反対されていると勘違いしたエピソード」を紹介しました。結婚の挨拶はただでさえ緊張しますよね。そんな中で、両親や彼の両親が予想外の反応だと、思わずパニックになってしまう気持ちもわかります。きっと、親御さんたちも同じように緊張していたのではないでしょうか。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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