犬が意外とやっているズル賢い行動

賢く純粋で素直な動物である犬ですが、私たち人間が思っている以上に賢く、状況をよく観察し、自らの判断で行動しています。
そのため、人間から見ると「ズル賢いな」と感じられるような行動を見せることもよくあります。それもまた、状況をよく観察し、自ら下した判断によっての行動なのです。
ズル賢い行動も、犬は決して悪意を持って行動しているわけではありません。賢いからこそ、学習や経験によって得た、生きるための術なのです。
1.体調が悪いフリをして嫌なことを避ける
お散歩に行きたくないとき、床に横たわり、ぐったりとした様子を見せることがあります。お散歩の途中では、だんだんと歩くスピードが落ちたり、地面に座り込んだりすることがあります。
手足を引きずって歩くような仕草を見せることもあり、心配して動物病院へ駆け込んだことのある飼い主もいらっしゃることでしょう。
検査の結果は異常なし。お家に帰ってからは元気いっぱい。ごはんも完食し、おやつのおねだりもします。
体調が悪かったのではなく、お散歩に行きたくなかったのです。排泄のために外に出なければならない犬の場合では、排泄が終わればもう歩きたくないのです。
2.相手によって態度を使い分けることができる
人間の家族と暮らす犬は、ひとりひとりの性格をよく理解していますし、自分との関係性についてもよく理解しています。
お散歩に連れて行ってくれる人 ごはんをくれる人 おやつをくれる人 一緒に遊んでくれる人 トイレをキレイにしてくれる人 ブラッシングや歯磨きやシャンプーをする人とくにお散歩に連れて行ってくれる人と、おやつをくれる人に対しては、甘えたり、よく言うことを聞いたりするのではないでしょうか。
ブラッシングなどのお手入れが苦手な犬にとっては、都合の悪い人、嫌なことをする人、という風に考えているかもしれません。
3.ごはん(ドッグフード)を食べない

他に食べたいものがあるとき、どんなにお腹が空いていても、ごはんを食べないことがあります。飼い主は“体調が悪いのでは…”と心配になりますよね。
ごはんに他の食材をトッピングしたり、ごはんの代わりにおやつを与えたりした経験があるときに起こりやすいです。
「ごはんを食べなければ、もっと美味しいものが出てくる」と学習してしまうのです。
4.急に悲しげな表情や態度を見せる
叱られることが分かったとき、急に悲しげな表情や態度を見せ、飼い主の同情を引こうとすることがあります。
飼い主は「反省しているんだな」と、叱ることをやめてしまうかもしれません。あまりにも可哀想な姿に、叱ったことを申し訳なく感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、犬はまた同じ悪い行動や危険な行動を繰り返します。その行動が悪い行動であること、危険な行動であることを理解しておらず、反省もしていないからです。
犬のズル賢い行動への注意点

ズル賢さを使い、わがままや要求を通そうとすることがあります。毎回応えてしまうと、問題行動として定着してしまうかもしれません。
ただのわがままだと思っていた行動が、実は体調不良や病気やストレスのサインだった、ということもよくあります。
単なるズル賢い行動だと考えず、愛犬の様子を1日を通してよく観察し、必要に応じて動物病院で相談しましょう。

