わかめを食べる際の注意点は?

乾燥わかめを戻す量に注意
成人のヨウ素の推奨量は1日140μgです。生わかめで約17gで、乾燥わかめの水戻しで約11gになります。乾燥わかめは、戻すと10〜12倍になるため、約1gで推奨量に達します。
わかめには過剰摂取を防ぐために策定された耐容上限量が設定されている栄養素が含まれています。ヨウ素の耐容上限量は1日3,000μgです。乾燥わかめ(水戻し無し)を大量に摂取した場合、理論上は約30gで耐容上限量に達します。
乾燥わかめを戻さず、そのまま食べることも可能ですが、胃の中で水分を含めば膨らみますので、まれに腹部膨満感などの消化器症状がみられることがあるかもしれませんので気を付けてください。
食塩の摂りすぎに注意
茎わかめは元々塩分相当量が100g中7.9gと高いので、調理する前に水にさらして塩抜きをしたほうがよいです。調味料の使用も控え、食塩の摂りすぎに注意しましょう。
食塩相当量の摂取目標は、成人男性で1日7.5g未満、成人女性で1日6.5g未満です。
高血圧及び慢性腎臓病(CKD)の重症化予防のための食塩相当量は、男女ともに1日6.0g未満となっています。
生食用以外のわかめをそのまま食べない
生食用わかめはそのまま食べることができますが、海から水揚げされたばかりの茶褐色の生わかめは、海水に潜む腸炎ビブリオ菌が付着している場合があり、食中毒を起こす場合があります。感染すると激しい腹痛や水様性の下痢、発熱、嘔吐などの症状がみられるので、注意が必要です。
腸炎ビブリオ菌は真水に弱い菌です。生で食べる場合は、きちんと流通管理され販売されている生食用わかめを食べるようにしましょう。
「わかめの栄養」についてよくある質問

ここまでわかめについて紹介しました。ここでは「わかめの栄養」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
わかめと乾燥わかめ、どちらが栄養が高いでしょうか?
會田 千恵美
乾燥わかめのほうが栄養価は高いですが、水戻しをした場合ですと生わかめとそれほど差はないです。乾燥わかめの栄養価は濃縮されている分、100g中でみるととても高いですが、生わかめと同じ量をそのまま食べることは難しく、摂りすぎてしまう栄養素もあるので、注意が必要です。
わかめを食べ続けるとどんな効果がありますか?
會田 千恵美
腸内環境が整いお腹がすっきりした状態を保てたり、正常な血圧の維持などの効果がある可能性があります。ただし、食べ過ぎると甲状腺機能に影響を及ぼす可能性が高まったり、お腹がゴロゴロするなどの腹部の異常が現れる場合があります。また、塩分の摂りすぎで逆に生活習慣病の発症につながってしまう場合もあるので注意が必要です。

