入社したばかりのころ、私は仕事でミスが続き、すっかり自信をなくしていました。そんな私を何度も丁寧にフォローしてくれたのが、職場の先輩でした。けれどある日、焦りから先輩の助言を遮るような言い方をしてしまったのです。そのとき言えなかった「ごめんなさい」は、今でも胸の奥に残っています。
ミスが続いた私を支えてくれた先輩
入社したばかりのころ、私は慣れない仕事に戸惑い、ミスを重ねて落ち込むことがありました。そんな私に、先輩は何度も丁寧に声をかけ、フォローしてくれました。わからないことを教えてくれたり、失敗した後の対応を一緒に考えてくれたりと、当時の私にとっては、とても心強い存在でした。
本当なら、そのたびに素直に感謝を伝えるべきだったのだと思います。しかし、当時の私は目の前の仕事をこなすことで精いっぱいでした。
焦りから先輩の言葉を遮ってしまい
ある日、また仕事でうまくいかないことがあり、私は強い焦りを感じていました。先輩がいつものように助言をしてくれたのですが、そのときの私は余裕がありませんでした。先輩の言葉を最後まで聞かず、遮るような言い方をしてしまったのです。
その瞬間、周囲の空気が一瞬だけ固まったように感じました。先輩が責めるようなことを言ったわけではありません。それでも、自分の言い方がよくなかったことはすぐにわかりました。
本当はその場で「すみません」と言えばよかったのです。けれど私は、「今は忙しいから後で謝ろう」と自分に言い訳をしてしまいました。

