昭和の時代では当たり前でも、令和になって「それは……」と思うことが増えてきました。時代が変わったと言えばそれまでですが、昭和生まれの筆者にとっては変な懐かしさや怖さを感じることもあります。筆者が経験した昭和時代のエピソードをご紹介しましょう。
「変わった子」
私が小学生の頃、同級生に2人の対照的な子がいました。
一人はスカートやかわいらしい色やデザインを嫌がって、男の子がしていることの多い服装をしていたFさんという女の子。
もう一人は、男子と一緒にいることより、女子と遊ぶことを優先していたE君という男の子。
今でこそジェンダーレスが浸透し、多様性が認められていますが、FさんやE君のような子どもは、「ちょっと変わった子」というレッテルを貼られていました。
ひどい呼び方
Fさんは気が強く、はっきりとものを言うタイプだったので、あまりいろいろ言われることはありませんでした。
しかし、E君は大人しい子だったので、男子から「女男(おんなおとこ)」と言われるようになってしまったのです。
華奢な体つきで、物腰も柔らかく、感情を表に出さなかったE君は、格好の標的だったのでしょう。
その後、Fさんも「男女(おとこおんな)」と陰口を言われるようになり、「交換すれば?」などと心無い声をかける同級生も増えてしまったのです。

