
何気なく使っているイヤホンですが、猛暑下で密閉型イヤホンを長時間使用していると、耳が密閉されて熱と汗がこもりやすくなります。すると、耳の中にカビが繁殖しやすくなり、かゆみや外耳炎、難聴といったリスクが増加してしまうことに。そこで今回は、夏のイヤホンやヘッドホンによる耳トラブルの解決策をご紹介していきましょう。
他人事ではない!夏の耳トラブルの現実とは?
NTTソノリティが実施した「夏のイヤホン使用と耳トラブルに関する実態調査2026」によると、イヤホン・ヘッドホン利用者の約6割が耳の不快感を経験しているのだとか。主な症状はかゆみや蒸れ。一方で、受診は1割未満、半数以上が放置しているそうです。
耳鼻科医が教える耳トラブル防止策とは?
NTTソノリティが開催した「“耳の温暖化”による耳トラブルに関するラウンドテーブル ―世代別リスクの整理と対策―」では、医療法人社団慶友 慶友銀座クリニックの理事長である大場俊彦医師が「耳カビ」や「外耳炎」の原因と予防策について解説していました。
高温多湿な環境下で細菌や真菌(カビ)が繁殖し、かゆみや痛みなどの炎症を起こすのが「外耳炎」。その中で真菌が増殖したものを「耳カビ(外耳道真菌症)」と呼び、放置すると難聴につながる可能性があるそうです。
イヤホンやヘッドホンの長時間つけっぱなし、イヤホンシェア、手入れをしないなどの習慣がある人は要注意。なぜなら、そういう人は皮脂が多くて菌が繁殖しやすいから。また、耳鳴りやニオイといったかゆみ以外のリスクもあるようです。不快には感じていても症状に気付きにくいのでケアが後回しになりやすく、知らないうちに慢性化してしまうこともあるのだとか。
これらの予防策としては、「耳を触らない」「耳かきをし過ぎない(月1~2 回まで)」「濡れたままイヤホンをしない」「1時間に10分は休憩する」「イヤホンは週1回清掃する」のがよいようです。
