ドーパミンが多く分泌されるのは「最新のヒット曲」と「青春時代に聴いた曲」どっち?メディカルドック監修医が音楽を聴くとドーパミンが分泌される理由・ドーパミンが分泌されやすい音楽の特徴などを解説します。

監修医師:
久高 将太(琉球大学病院内分泌代謝内科)
琉球大学医学部卒業。琉球大学病院内分泌代謝内科所属。市中病院で初期研修を修了後、予防医学と関連の深い内分泌代謝科を専攻し、琉球大学病院で内科専攻医プログラム修了。今後は公衆衛生学も並行して学び、幅広い視野で予防医学を追求する。日本専門医機構認定内科専門医、日本医師会認定産業医。内分泌代謝・糖尿病内科専門医。
「ドーパミン」とは?

ドーパミンは脳内で働く「神経伝達物質」の一つです。神経伝達物質とは、脳の神経細胞同士が情報をやり取りする際に使われる化学物質のことを指します。
ドーパミンは「快楽ホルモン」と呼ばれることがありますが、実際には単純に気持ちよさを感じさせるだけではありません。やる気や意欲、学習、集中力、達成感、報酬への期待などに深く関わっています。例えば、好きな音楽を聴いたとき、おいしいものを食べたとき、目標を達成したときなどにドーパミンの働きが活発になります。近年では、音楽がドーパミン分泌に与える影響について多くの研究が行われています。
ドーパミンはどこから分泌されるの?

ドーパミンは主に脳の「中脳」と呼ばれる部分にある神経細胞から作られます。
特に重要なのが、腹側被蓋野や黒質という領域です。ここで作られたドーパミンは脳内のさまざまな場所へ運ばれ、意欲や感情、運動機能などを調節しています。
音楽を聴いたときに活性化すると考えられているのは「報酬系」と呼ばれる神経回路です。報酬系は、人が楽しいと感じたり、またやりたいと思ったりする仕組みに関わっています。

