吉野家は2日、スマートフォン向け位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」とのコラボレーションキャンペーンを開始した。全国の店舗で限定メニュー「ドラクエウォークセット」が発売されたほか、公式通販ショップでも限定セットが登場した。しかし、開始初日から注文やアクセスが殺到し、当日分が即完売する店舗も続出。公式通販サイトでも一時アクセスが集中するなど、ファンの熱狂が浮き彫りとなっている。
今回のコラボは、店舗限定の「ドラクエウォークセット(牛丼各サイズ+ミニサラダ+コラボフィギュア)」や、公式通販ショップでの「ドラクエウォークコラボセット」など、ファン垂涎の数量限定アイテムが目玉となっている。キャンペーン開始日となったこの日、吉野家公式通販ショップでは一時アクセスが集中。画面には「ただいまアクセスが集中しております 順次ご案内をしておりますので、そのままお待ちください。このページは自動で更新されますので、ブラウザを閉じたり、戻るボタンを押さないで下さい」との案内が表示されるなど、オンライン上でも激しい争奪戦が繰り広げられているようだ。
「1日の数少なすぎん?」
リアル店舗でもその勢いは凄まじく、一部店舗では午前10時のキャンペーン開始から1時間足らずで売り切れ、昼時を迎えると各地で当日の用意されたセットが完売となった。SNSには「ドラクエウォークの吉野家コラボ本日分完売で草 あほくさ」といった驚きや、「12時過ぎに入店し席に着いたら注文前に『ドラクエウォークは完売です!』と言われたorz ドラクエ顔してたのだろうw」という落胆交じりの報告が相次いだ。また、「近くに座ったサラリーマンもコラボ目当てで来ててガッカリしてたw 1日の数少なすぎん?」と供給量の少なさを指摘する声もみられた。
その一方で、幸運にも購入できたファンからは「店員さんに『あと1つだけ残ってますよ』ってわざわざ教えてくれた この日の牛丼は特に美味しかった」と喜びの声が上がったほか、店頭での微笑ましいエピソードとして「吉野家でドラクエを知らないけど子供か孫にお願いされたであろうお爺ちゃんが店員さんに『並の冒険セット』って連呼してたの可愛かった 店員さんの『本日分は売り切れです』って言葉は聞こえていない様子」という投稿も注目を集めた。
「こうやって転売価値下げていく」
今回の混乱の中で、特にネットユーザーの間で高く評価されているのが、吉野家による事前のリスクヘッジ対応だ。同社は1日、公式Xで早期に売り切れとなった場合は追加で受注生産を実施する可能性を明言した。
この転売対策を含んだ企業姿勢に対し、SNSでは「これこれこういうの こうやって転売価値下げていく お手本のような対応」や、「隙を生じぬ二段構え。 やるじゃん 転売ヤーへの牽制にもなるね」などと絶賛するコメントが相次ぎ、企業の的確な対応に多くの共感が集まっている。

