白血球数が高くなる主な原因とは?
風邪や細菌・ウイルス感染症
呼吸器感染症、胃腸炎などの風邪では、白血球が身体を守るために増殖します。こうした感染症の場合、感染症が改善すれば白血球増加は数週間で元の状態に戻ることが多いです。一方で、肺炎に至ってしまったり、身体のどこかで細菌のたまり(膿)が出来てしまったりした場合は、白血球増加が長引くことがあります。
ストレスや喫煙などの生活習慣
ストレスが大きい時や、喫煙をしている場合にも、白血球数が高くなることがあります。この場合は、詳しい白血球の種類を検査して異常ながん細胞の有無を確認し、異常がなければ経過観察となる場合も多いです。禁煙を継続した後、白血球数が低下するのを確認して診断をつけます。
薬の副作用やアレルギー反応
薬の副作用やアレルギー反応でも、白血球が上がることがあります。薬は、ステロイドの含まれる薬剤で、白血球増加がよくみられます。また、アレルギーでは好酸球という種類の白血球が上昇しやすいです。この場合も、白血球をその種類までみることで原因を推定することができます。
「白血球数が10000超え」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「白血球数が10000超え」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
白血球が多すぎると、自覚症状としてどんなことが起こりますか?
上田 莉子(医師)
白血球数が増えているだけで起こる症状はありません。しかし、感染症などから身体を守るために増えている場合は、発熱や咽頭痛、腹痛などの症状が現れる場合があります。血液のがんで増えている場合(白血病)は、寝汗や体重減少、感染症にかかりやすくなるなどの症状が生じることが多いです。膠原病でも皮疹や喘息などの様々な症状が出現します。疑わしい場合、なるべく早く病院を受診してください。
白血球数はいくつから異常値と言えますか?
上田 莉子(医師)
10,000 /μL程度を超えたり、3000 /μLを下回ったりした場合、さらに白血球の種類を精査したりするなど注意して診ることが多いです。
血液検査で白血球が1万近い数値でした。血液内科を受診すべきでしょうか?
上田 莉子(医師)
まずは一般内科を受診して、随伴する症状があれば診察してもらったうえで、必要に応じて白血球の種類(白血球分画)を検査してもらいましょう。その結果次第で、血液内科の受診を考慮するのでよいと考えます。

