ジェンダーレス時代でも根付く「男らしさ」と「女らしさ」 男女間の差の“必要性”とは?

ジェンダーレス時代でも根付く「男らしさ」と「女らしさ」 男女間の差の“必要性”とは?

女性だけ優遇? レディースデーやレディースセットは不公平なのか?

 一方で、企業を動かすほど大きな議論になったことはほとんどないものの、女性が明らかに優遇されている事例もあります。

 その一つに、映画館のレディースデーが挙げられます。レディースデーは平日客を増やすための施策として、専業主婦が多かった1980年代に生まれました。

 とはいえ、平日休みの男性や主夫はいつの時代にも存在します。「女性だけ割引価格で見られるのはおかしい」「僕は平日休みなのに」といった不満を抱いた人もいたはず……。

 また、飲食店のレディースセットも同様です。「いろいろな料理を少量ずつ食べたい」「少食だから全体的に少なめがよい」といった思いに性別は関係ないでしょう。それでも、多くの店舗でレディースセットのオーダーは女性に限定されていました。

 ちなみに、レディースセットについても廃止する店舗が増えており、最近では「おすすめセット」などに名称を変える動きが見られます。

ジェンダーレス化によって、すべての人を満足させることはできない?

 筆者はジェンダーレス化が進む社会の中で、残念に感じることもあります。

 例えば、昨年、開催された「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の制服はジェンダーレスデザインでした。1970年の大阪万博では女性の制服はポップなカラーのワンピースが目立ちました。筆者は昨年の万博でもかわいらしい制服を見たかったし、昭和の万博のような制服を着て働いてみたかったです。

 また、ジェンダーレストイレは大きな議論を呼んでいます。筆者が子どもの頃から公園や公共交通機関のトイレには男女兼用のものも存在しており、令和に入って突然登場したわけではありません。それでも、トイレの個数が十分にあるにもかかわらず、男女で分けずに共用とする点には、疑問の声が多く上がっています。

 人それぞれ考え方や望むものは違うため、誰もが満足できる社会の実現は難しいと、ジェンダーレス化の中でも感じています。

配信元: オトナンサー

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オトナンサー

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