猫の『被毛の種類』はいくつあるの?5つのタイプ別の特徴
1.ショートヘア(短毛)
スタンダードな被毛タイプで、多くの猫種に見られます。毛の長さは短く、体にぴったりと沿うように生えているため、すっきりとした印象。
代表的な猫種といえばアメリカンショートヘアやアビシニアンなどが有名で、多くの雑種猫もショートヘアの子が大半を占めます。
被毛の密度(シングルコート・ダブルコート)は猫種によって異なりますが、一般的には手入れがしやすいといわれます。しかし、換毛期には大量の抜け毛に注意が必要です。
2.ロングヘア(長毛)
ペルシャやメインクーンに代表される長毛タイプは、ふわふわとした豪華な毛並みが特徴です。被毛は柔らかく光沢があり、触り心地は非常になめらか。
アンダーコートとオーバーコートを持つ猫種も多く、保温性が高いのも特徴のひとつです。
しかし毛が長い分、絡まりやすく毛玉ができやすいため、見た目の美しさを保つには日頃の丁寧なケアが欠かせません。
3.カーリーヘア(巻き毛)
コーニッシュレックスやデボンレックスに見られる巻き毛タイプは、波打つようなウェーブのかかった独特の毛並みが特徴です。
このような毛並みになるのは、一般的な猫と異なりオーバーコートをほとんど持たず、柔らかいアンダーコートが主体となっているから。
被毛は非常に柔らかくビロードのような感触で、それはトイプードルのようだといわれるほど…。抜け毛が少なく、日々のお手入れがしやすい点も魅力のひとつです。
4.ワイヤーヘア(剛毛)
ワイヤーヘアは、アメリカンワイヤーヘアに見られる独特の被毛タイプで、毛の一本一本がスプリングのように湾曲・折れ曲がっているのが特徴です。
触ると硬く弾力がある感触で、他の被毛タイプとは明らかに異なる手触りをもちます。アメリカンショートヘアの突然変異によって生まれた、非常に珍しいタイプです。
ほかにも耳の毛やヒゲといった被毛以外の体毛も、ワイヤーヘアの特徴をもっています。
5.ヘアレス(無毛・短毛極薄)
スフィンクスに代表されるヘアレスタイプは、一見すると毛がないように見えますが、実際には桃の産毛のような細く短い毛が全身を覆っています。
そのため皮膚はスエードのようになめらかで、独特の手触りをしています。
被毛が少ないことから、筋肉のラインや皮膚の質感がよく見えるのも特徴のひとつです。
一方で被毛による体温調節が難しいため、寒さには弱く、ほかの猫以上に室温管理が大切になります。
お手入れのコツは?
猫の被毛を美しく保つためには、被毛タイプに合ったケアが欠かせません。基本的なお手入れのポイントをタイプ別に見ていきましょう。
ショートヘア(短毛種)
週1回を目安にブラッシングする ラバーブラシや獣毛ブラシを使用する 換毛期は抜け毛対策として頻度を増やす短毛種は毛玉ができにくいものの、ダブルコートの場合は抜け毛は意外と多いため、定期的なブラッシングが大切です。
ロングヘア(長毛種)
毎日のブラッシングを習慣にする 毛玉やもつれを見つけたら早めにほぐす 脇の下やお腹、後ろ足の付け根を重点的にチェックする 必要に応じてコームやスリッカーブラシを使い分ける長毛種は被毛のお手入れを入念に。毛玉を放置すると皮膚トラブルの原因になるため、こまめなケアが重要です。
カーリーヘア(巻き毛)
やわらかいブラシで優しくケアする 強いブラッシングは避ける被毛がデリケートなため、「とかし過ぎない」ことも大切なお手入れのポイントです。
ワイヤーヘア(剛毛)
被毛が絡まりやすいので、週1回粗めのブラシで優しくブラッシングする 過度なブラッシングは被毛を傷めるので要注意アメリカンワイヤーヘアは特殊な毛質を持つため、強くとかし過ぎないことが大切です。
ヘアレス(無毛種)
ブラッシングではなく皮膚の清潔維持を意識する 濡らしたタオルなどで皮脂汚れを拭き取る 寒暖差や紫外線対策を行う 皮膚の赤みや湿疹がないか定期的に確認する被毛が少ない分、皮膚のコンディション管理が重要になります。
全ての猫に共通するポイント
ブラッシングでスキンシップを 毛並みだけでなく皮膚の健康チェックも忘れずに 嫌がる場合は短時間から少しずつ慣らす日頃のお手入れは、被毛の美しさを保つだけでなく、病気やケガの早期発見にもつながります。ぜひ今日から少しずつ取り入れてみてくださいね。

