「やってみたい」が形になる。「市民が主役」で動き出す、鯖江市のまちづくりが本気すぎた

きめ細かなサポートで、「まちづくり活動」への熱意を支える

このような取り組み体制の背景にあるのは、高まる熱意を実行へ、さらには成果へと結びつけたいとの思い。イベントの冒頭では佐々木勝久市長が登壇し、「皆さんが主役になって完成した『地区まちづくり計画』を実行し、市民にとってこれまで以上に暮らしやすくワクワクするまちにするためには、皆さんの力が必要です。その支援をさせていただきます」と取り組みへの市としての思いを参加者に伝えました。

鯖江市市民主役推進課の川﨑千寛主任は「市民の方から、活動への前向きな声をお聞きします。ただ、思いはあるがどのようにしたらいいのかわからない、という声もお聞きしました。そこで、一人ひとりのお悩みの解決になればと、講座だけでなく伴走支援を組み合わせた形を取り入れました」と、本プロジェクトへの思いを話します。

その思いを受けた竹本氏は「積極的に活動されている方を見て次は自分だ、という方が増えてきた際にも対応できるよう、ノウハウとしてまちに残していきたい」と、市民活動が自走化できるような支援方法を考え、このスクールの方式に至ったと語りました。

すでに活動を始めている人が、今の悩みをその場で相談

今回のキックオフイベントに参加した市民は約20人。これから活動したいと考えている方だけでなく、すでに鯖江市で市民活動を始めている方もいました。

講義の後には参加者から、「とても素晴らしい内容でした。私だけでなく仲間にも聞かせたいので、伴走支援の際は仲間も一緒に参加させてほしい」「自分一人では何もできないと思っていたが、一人だからこそ勢いを持ってできる事例を聞いて、自信になった」「お名前を知っていたり、いいなと思う活動をしていたりする方と、この場で知り合えた。今後は相談したり、一緒に何か企画したりするなど、市民同士でのつながりも活発化させたい」といった前向きな声がたくさん上がりました。

すでに決まっている講座だけでなく、要望が集まれば現在は予定していない講座も開催するなど、柔軟かつ積極的で、きめ細かな支援を想定している『鯖江まちづくりプレイヤースクール』。市民がどう変わり、市をどう変えていくのかーー鯖江市の取り組みに注目が集まっています。

(取材・文・写真 廣瀬達也/広瀬企画)

配信元: マイナビ子育て

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