猫に『うつ病』はあるの?
「猫もうつ病になるの?」と気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
猫の場合、人間のようなうつ病とまったく同じ病気が診断されるわけではありません。しかし、強いストレスや環境の変化などによって、活動性や食欲が低下する「抑うつ状態」に陥ることがあると考えられています。
ただし、こうした変化は内臓疾患や痛みなどの身体的な病気でも起こります。そのため、「元気がない=うつ病」と決めつけるのではなく、まずは体調面も含めて原因を探ることが大切です。
見逃したくない『うつ様症状』5選
猫の様子が「いつもと違うな」と感じたら、以下のような変化がないか確認してみましょう。
1.食欲が落ちる
普段はしっかり食べる猫が急に食事に興味を示さなくなった場合、心身に何らかの不調を抱えている可能性があります。ストレスによる影響も考えられますが、腎臓病や消化器疾患などでもみられる症状です。半日から1日以上ほとんど食べない状態が続く場合は、早めの受診を検討しましょう。
2.遊ばなくなる
お気に入りのおもちゃに反応しなくなったり、飼い主との遊びに参加しなくなったりすることがあります。特に若い猫で活動量の低下が目立つ場合は注意が必要です。場合によっては、単なる気分の問題ではなく、痛みや発熱などが隠れていることもあります。
3.隠れて過ごす時間が増える
猫は体調が優れないときや強い不安を感じたとき、身を守るために静かな場所へ隠れることがあります。家具の裏や押し入れから出てこなくなった場合は、環境の変化や体調不良の有無を確認してみましょう。体調や行動を含めて、普段との違いに気づくことが重要です。
4.毛づくろいをしなくなる
猫は本来とてもきれい好きな動物で、こまめに毛づくろいをしている様子を見かけることが多いでしょう。しかし、毛づくろいの回数が極端に減るケースがあります。毛並みが乱れたり被毛に脂っぽさが出たりするなど、元気や体力の低下を反映している場合もあるため、全身の状態を観察してみてください。場合によっては、1か所を舐め壊してしまうほど毛づくろいをしすぎてしまうこともあります。
5.睡眠や鳴き方に変化がみられる
以前より長時間眠るようになったり、逆に落ち着かず夜間に鳴いたりするケースがあります。ただし、高齢の猫の場合は、認知機能の変化によって似た症状がみられることもあります。症状だけで原因を判断するのは難しいため、ほかの変化とあわせて確認することが大切です。

