子猫や若い猫は、高齢猫よりも人気

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ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)によると、アメリカでは毎年約340万匹の猫が動物保護施設に収容されます。子猫や若い猫には飼い主が見つかりやすいのですが、高齢猫はなかなか里親が決まりません。しかし高齢の猫を迎えることで得られる愛情と温かい仲間意識は、子猫にはない特別なものです。
MelissaさんはMSPCA(マサチューセッツ州動物虐待防止協会)でボランティア活動をしていました。
「時間が経つにつれて、子猫や若い猫は毎日どんどん里親が見つかるのに、高齢猫は保護施設で過ごす時間が長くなっていることに気づきました」と彼女は話します。
若い猫が好まれるのには多くの理由があります。かわいくて小さく抱き心地がよいうえに、これから一緒の長い猫人生があると期待できるからです。しかし、高齢猫にも魅力はあります。トイレのしつけができていることが多く、態度が落ち着いていて、飼い主から愛情を受けて注目されるのをとても喜ぶからです。
穏やかな高齢猫に惹かれた夫婦

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Melissaさんも自宅に猫を迎えたいと考えました。でもまずは夫に相談する必要がありました。
「ボランティア活動中はたくさんの猫とふれ合っていました。わたしの担当は、それぞれの猫の性格を記述することだったんです。そのうち高齢猫のCliveに惹かれるようになりました。前の飼い主が兄弟猫とともにCliveを手放してしまったんです。その兄弟猫はなぜか先に里親が見つかりました」
「夫はすぐにCliveに注目しました。Cliveはほかの猫たちと一緒に『交流室』で穏やかに座っていて、凶暴さや臆病なそぶりはまったく見せなかったのです。『この子はどう?』と夫から言い出しました。わたしは『やった!』と思わず微笑みました。きっとCliveを選んでくれるだろうと想像していたからです」と彼女はいいます。
高齢猫の里親が見つかりにくい理由の1つは、「子猫を飼うよりも費用がかかるのではないか」という不安です。高齢の猫は獣医の診察をひんぱんに受ける必要がある場合も多いからです。
Melissaさんは「MSPCAは高齢猫の里親費用を割引きしてくれました。そのとき、この猫は10歳で歯が悪く、抜歯が必要になるので治療費がかかると警告されました。近いうちに別の病気が発生する可能性もあるともいわれました」といいます。

