わが家の次女が、まだ3〜4歳だったころの話です。子どもは思ったことを素直に口にするものですが、そのひと言に大人のほうがヒヤヒヤさせられることもあります。次女が親戚の前で何げなく発した言葉に、思わず冷や汗をかいたときのお話です。
両家の実家が近くにある環境
私と夫は小学校時代からの同級生で、結婚後も同じ地域で暮らしていました。自宅、私の実家、夫の実家はどれも同じ町内にあり、番地が違うだけという近い距離でした。
そのため、子どもたちにとって祖父母の家に遊びに行くことは、特別なお出かけというよりも、日常の延長のようなものでした。自宅に帰るか、おばあちゃんの家に帰るかという感覚で、幼いころからどちらかの実家へよく行っていました。
ただ、成長するにつれて、子どもたちなりに行きやすい場所ができてきたようです。ある時期からは、私の実家にいる時間が自然と増えていきました。
親戚の前で飛び出した次女のひと言
そんなある日、夫の兄弟家族も集まり、義実家で嫁同士や子どもたちを交えて、話していたときのことです。その場で次女が突然、「私はこっちのおばあちゃんより、もう1人のおばあちゃんのほうが好きなんだよねー!」と、はっきり言ったのです。
あまりに突然の発言に、私は一瞬固まってしまいました。幸い、その場に義両親はいませんでしたが、義兄弟やその家族にはしっかり聞こえていました。
周りにいた大人たちは笑いながら、「そういうことは大きな声で言わないようにね」と次女に声をかけていました。本人に悪気はまったくなく、思ったことをそのまま口にしただけだったのだと思います。

