内容への受け止めは?
編集部
米国の研究チームが発表した内容への受け止めを教えてください。
佐々木先生
膵臓がんは「見つかったときには手遅れ」という厳しいイメージが根強いですが、REDMODのような次世代のAI技術が登場することで、そのパラダイム(病気に対する認識の枠組み)は根本から変わりつつあります。医療におけるAI技術は現在目覚ましいスピードで進化しています。計画中の臨床試験などを経て、近い将来、実際の医療現場でも高リスク患者さんをスクリーニング(ふるい分け検査)するための標準的なシステムとして普及していくことが期待されます。
こうしたAI技術が全国の医療機関に実装されるまでの間も、皆さんが早期発見のためにできるアプローチはあります。急な体重の減少、みぞおちや背中の痛み、糖尿病の急激な悪化や新規発症などは、膵臓からの重要なサインである可能性があります。何かおかしいなと感じる変化があれば、決して放置せず、早めに消化器内科を受診してください。
日進月歩の医療技術と、日頃の体調への気配りの両輪で、膵臓がんという病気に立ち向かいましょう。
編集部まとめ
膵臓がんは早期発見が難しいとされてきましたが、AIによる新技術が新たな可能性を示しています。日頃から血糖値や体重の変化、腹痛などの体のサインに気を配り、定期的な健康診断を受けることが大切です。
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