兵庫県で目撃された、貴重な光景がX(Twitter)で話題です。投稿は記事執筆時点で5万5000回以上表示され、2800件以上の“いいね”を獲得しています。
兵庫県北部の田園風景
投稿者はprecious-bird2020(@PBird2020)さん。近辺の但馬地域を含めても唯一となる、インコのブリーダーだそうです。城崎温泉や神鍋高原、出石城下町など、多彩な観光スポットで知られる兵庫県豊岡市で暮らしています。
今回注目を集めたのは、近所の田んぼで撮影した1枚。ただでさえ珍しい生き物が、なんと“群れ”をなしていたのです。
あぜ道に並ぶ十数羽のコウノトリ
写っていたのは、あぜ道に並ぶ十数羽ものコウノトリでした。かつては日本各地に生息していながら、近代以降の乱獲や環境の変化に伴って急激に減少。昭和46年(1971年)に豊岡市で捕獲された1羽を最後に、日本産の野生個体は絶滅しています。
コウノトリはその後、保護や繁殖、放鳥といった取り組みにより、現在は550羽以上が野外に生息するまでに回復しています。環境省のレッドリストでは、かつて「絶滅危惧IA類(ごく近い将来における野生での絶滅危険性が極めて高いもの)」に分類されていましたが、保護活動の成果を受けて、2026年3月には「絶滅危惧IB類(近い将来における野生での絶滅危険性が高いもの)」にランクダウンされました。
実は豊岡市は、コウノトリの野生復帰に取り組む地域としても有名で、餌場となる水田ビオトープを農家との協力のもと設置するなど、さまざまな活動を行っていたそうです。
参考:コウノトリ野生復帰センター/兵庫県立コウノトリの郷公園/豊岡市公式ウェブサイト/コウノトリと共に生きる豊岡

