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小児科医「その虫よけ、本当に大丈夫?」自然由来でも赤ちゃんには注意が必要!→正しい選び方を解説

小児科医「その虫よけ、本当に大丈夫?」自然由来でも赤ちゃんには注意が必要!→正しい選び方を解説

赤ちゃんは蚊に刺されやすく、夏場のお出かけでは虫よけ対策が欠かせません。虫よけの種類や成分ごとの特徴、赤ちゃんに使う際の注意点、シーンに応じた使い分けについて、小児科医の視点からわかりやすく解説します。


こんにちは。3人の子どもを子育て中の小児科医、保田典子です。本格的な夏の暑さを控えたこの時期、蚊も活発になり始めています。


特に子どもは蚊に刺されやすく、外出が心配になることもありますよね。今回は、赤ちゃんへの虫よけ対策についてお話しします。

知っておきたい虫よけの種類

虫よけには、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。

1.ディート

ディートは昔から使われている虫よけ成分で、蚊が嫌がることで知られています。塗布した部分には蚊がとまれないため、刺されるのを防ぐことができます。ただし、塗っていないところは刺される可能性があるので、まんべんなく塗ることが大切です。


神経毒性があるとの理由で使用をためらう方もいますが、長年にわたり安全性の研究が重ねられており、決められた使用方法を守れば安全に使えると私は考えています。


なお、ディートは生後6カ月未満の赤ちゃんには使用できません。生後6カ月以降でも、使用量や回数には注意が必要です。

2.イカリジン

イカリジンは1980年代にドイツで開発され、近年日本でも使われるようになった虫よけ成分です。


ディートに比べて効果がある虫の種類は少ないものの、ディートと同程度の効果が得られるという研究結果もあり、年齢や使用回数の制限がないのが特徴です。

3.ハーブ

ハーブ系の虫よけは、虫が嫌がる香りのハーブを組み合わせて作られています。製品によって使用されているハーブが異なるため、香りの好みで選ぶのもひとつの方法です。ただし「虫が嫌う香り」というだけで、確実な虫よけ効果があるとは限りません。

赤ちゃんに虫よけを使うときは?

ディートは生後6カ月未満の赤ちゃんには使えませんが、ハーブ製品も「自然由来だから安全」とは限りません。私自身、アロマテラピーアドバイザーの資格を持っていますが、アロマも赤ちゃんには大人とは異なる濃度で使用する必要があります。


一方、イカリジンは生後6カ月未満でも使用可能とされています。ただし、製品によって濃度や使用方法が異なるため、どの成分を選ぶ場合でも、使用上の注意をよく確認し、慎重に選びましょう。


また、赤ちゃんに限らず、虫よけはスプレータイプよりもミストタイプがおすすめです。スプレーは吸入のリスクがあるため、特に喘息などがあるお子さんには避けたほうがよいでしょう。


さらに、ベビーカーで外出する際には、蚊よけカバーをつける、服の上から虫よけを使うなど、物理的な対策を併用することも効果的です。

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