1988年の公開から38年が経過した今なお、世界的な金字塔として君臨し続ける劇場版アニメ『AKIRA』。原作者・大友克洋氏が自ら監督を務めた本作が、18日午後2時からNHK Eテレにて再放送されることが発表され、Xを中心に大きな話題を呼んでいる。
実は本作、今年1月3日にも同局で放送されたばかり。わずか半年強という異例のスパンでの再放送決定にファンが沸く一方、今回の発表はネット上でこれまでとは異なるベクトルの驚きと注目を集めてもいる。
「午後2時」からの放送に広がる困惑と期待
最大の注目ポイントは、その「放送時間」だ。前回の放送が午後10時からだったのに対し、今回は「土曜の真っ昼間」である午後2時からのオンエアとなる。
この発表を受け、X上では
「休日の昼間からネオ東京をキメられるのは最高すぎる」
「Eテレで観られるなら、未見の人は一度ちゃんと観てほしいです。作画の暴力みたいな映画です」
といった歓喜の声が殺到。総制作費10億円、セル画およそ15万枚を費やしたとされる「“ガチの職人技”の集合体」をテレビで手軽に目撃できる機会に、多くのユーザーが熱を帯びている。
一方で、NHKが本作を「昼間」に流すことに驚きを示す声も少なくない。劇中にはバイオレンスやドラッグの描写、センシティブなシーンも含まれることから、
「え? 土曜の午後2時?? Eテレ!? あのシーンとかあのセリフとか大丈夫なのかな...」
「午前2時じゃなくて大丈夫か? 子供が見たらちょっとトラウマになる気がする」
「大丈夫? おっぱい丸見えのカオリとかあるけど」
「午後2時放送…? おい、スタッフにアイツがまだいるんだろ? 小学生のキャンプ帰り BS夏休みアニメ劇場でAKIRAを見てトラウマになったんだよ! まだ居るんだな!トラウマを植え付けたデコ助野郎が!!!」
といった、コンテンツの過激さと時間帯のギャップに対する心配や興奮のポストも数多く投稿されている。
主人公・金田役も「リアタイしたくなる」
このお祭り騒ぎのような再放送決定には、作品の「当事者」もいち早く反応した。
劇場版『AKIRA』で主人公・金田の声を担当した声優の岩田光央は6日、自身のXを更新。NHKアニメ公式の告知を引用する形で、以下のように驚きと喜びを綴った。
「ええ!! 『AKIRA』をNHKさんが再放送するですって!? しかもまたEテレで♪ す、凄いです なんでしょう Blu-rayも持っているのに リアタイしたくなるんですよねー笑 皆さんも、よろしければ ぜひ!」
『AKIRA』愛の詰まったこの投稿には多くの「いいね」が寄せられ、
「金田『さん』がそう言うなら」
「テレビでリアタイであのセリフ聞けるのは最高ですね」
「もちろんリアタイ視聴 一択でしょう!」
と、ファンの熱量をさらに加速させる形となっている。
「1988年当時の日本アニメの才能が異常な密度で集まった作品」として、国内外を問わず、今なお突出した存在感を放ち続ける『AKIRA』。18日の午後、タイムラインが再び「ネオ東京」の熱気に包まれることは間違いなさそうだ。

