目で味わう、器の美。おもてなしを彩った陶磁の世界|サントリー美術館
重要文化財 白泥染付金彩薄文蓋物 尾形乾山 一合 江戸時代 18世紀 サントリー美術館 【通期展示】
おいしい料理とあいまって、客人の目をも楽しませる「眼のごちそう」。そんなコンセプトのもと、近世、主に桃山時代から江戸時代にかけての陶磁の食器に焦点をあてた展覧会が、東京・六本木のサントリー美術館で開催されます。
会場では、華やかな大皿、優雅な鉢、個性的な向付、蓋物、猪口など、近世のおもてなしの食卓を彩ったさまざまな陶磁器が一堂に集結。
第1章では大皿・鉢・向付といった食器の種類ごとにその役割と使われ方を紹介し、器が食事の作法やもてなしをいかに形づくっていたかを見ていきます。第2章では一転、器の形と文様に注目し、吉祥や季節感、珍しい器を楽しんでもらいたいという思いなど、もてなす側が込めたメッセージをひも解きます。
出品作には、サントリー美術館所蔵の重要文化財《白泥染付金彩薄文蓋物》(尾形乾山)や《色絵五艘船文独楽形鉢》(伊万里)をはじめ、東京国立博物館や野村美術館、遠山記念館など各地の名品も集います。その造形の妙を、空間演出に定評のある同館のスタイリッシュな展示室で鑑賞できるのも醍醐味です。
これまで食器として使われてきた器たちが、美術館という舞台でまた新たな輝きを放つことでしょう。
色絵唐花文猪口 鍋島 五口 江戸時代 17世紀 サントリー美術館 【通期展示】
『眼のごちそう 食器』 サントリー美術館
開催期間:2026年7月8日(水)~8月30日(日)
所在地:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
開館時間:10:00〜18:00
※金曜日および 8月29日(土)は20:00まで
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日(8月11日は18時まで開館)
入館料(当日券):一般1,700円、大学生1,200円、高校生1,000円。
美術館サイト:『眼のごちそう 食器』
日本のコレクションで出会う、カンディンスキーの色と形の饗宴|宇都宮美術館
ワシリー・カンディンスキー《横切る赤》 1931年 厚紙,油彩 69.4×79.2㎝ 宇都宮美術館蔵
「絵画は、童話のような力と輝きを手に入れた」。抽象絵画の創始者のひとりとして知られるワシリー・カンディンスキー(1866~1944年)自身の言葉が、そのままタイトルになったかのような展覧会が、栃木県の宇都宮美術館で開催されます。
主な見どころは3点。まず、宮城県美術館、アーティゾン美術館、ポーラ美術館など全国各地の名品が一堂に会する贅沢な構成です。そして次に、理論家としての明晰さの裏側にあふれる、抑えきれないほどのロマンティシズムの饗宴を作品から読み解きます。
さらに注目したいのは、水墨画や草書など東洋の美学にも通じる彼の表現が、1910年代という早い時期から日本の美術家や美学者たちに与えた影響を最新の研究をふまえて紹介すること。カンディンスキーと日本の知られざる縁に、改めて驚かされることでしょう。
カンディンスキーと縁の深い日本各地のコレクションを集結させ、初期から晩年までの画業を通覧する国内初の試みとなる本展。会場の宇都宮美術館は、市中心部から北へ約5kmの「うつのみや文化の森」の中に位置しています。約26ヘクタールという広大な森に囲まれたその環境は、豊かな自然の中でアートと向き合える贅沢な場所です。 色と形が鳴りひびくカンディンスキーの世界を味わいに、宇都宮へと足を運んでみてください。
ワシリー・カンディンスキー《支え無し》 1923年 カンヴァス,油彩 97.3×93.7㎝ ポーラ美術館蔵
『カンディンスキー 世界は鳴りひびく―日本のコレクションでたどる画業と反響―』 宇都宮美術館
開催期間:2026年7月19日(日)~9月3日(木)
所在地:栃木県宇都宮市長岡町1077
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日、7月21日(火)
※ただし7月20日(月・祝)は開館
観覧料:一般1,200円、大学生・高校生1,000円、中学生・小学生800円。
美術館サイト:『カンディンスキー 世界は鳴りひびく―日本のコレクションでたどる画業と反響―』

【宇都宮美術館】『カンディンスキー 世界は鳴りひびく ー 日本のコレクションでたどる画業と反響 ー』初期から晩年の作品が勢揃い!
彼の画業を通覧する展覧会『カンディンスキー 世界は鳴りひびく ー 日本のコレクションでたどる画業と反響 ー』が、宇都宮美術館にて開催されます。会期は7月19日(日)〜9月3日(木)です。
