ドジャース3-4ロッキーズ(7日、ロサンゼルス)米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(32)がロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、一回の第1打席に今季20号となる先頭打者本塁打を放った。この一発で、大谷は日本出身選手として初、MLB史上170人目となる通算300本塁打の大台に到達した。
カウント2-0からの3球目、ロッキーズの先発右腕マイケル・ロレンゼン投手が投じた真ん中へのシンカーを大谷が完璧に捉えた。打球速度112.2マイル(約180.6キロ)の強烈なライナーは、あっという間に左中間席へと突き刺さった。300号というメモリアルアーチを「先頭打者本塁打」で飾ったのは、MLBの長い歴史でも2006年のスティーブ・フィンリー以来、2人目という極めて珍しい快挙となった。
メジャー9年目を迎え、5日に32歳の誕生日を迎えたばかりの大谷。エンゼルス時代の2023年と、ドジャース移籍1年目の2024年に本塁打王に輝き、24年には通算200号に到達(シーズン54本)。25年は自己最多の55本塁打をマークした。今季は春先こそやや調子を落としていたものの、これで6年連続となるシーズン20本塁打をクリアし、一気に大台へと駆け上がった。
エライアス・スポーツによると、大谷が通算300本塁打に要した試合数(少なくとも1打席に立った試合)は「1,101試合」。これはMLBの歴史において、歴代5番目の早さという驚異的なスピード記録である。
さらに「二刀流」として活躍する大谷ならではの異次元のデータもある。大谷は投手として通算765個の三振を奪っており、300本塁打以上を放った選手の中で「最多奪三振」の記録を保持することになった。これまでの「300本塁打クラブ」の最多奪三振記録はベーブ・ルースの501奪三振(714本塁打)で、300本塁打以上、500奪三振を記録した「300―500」の達成者は史上2人目。
試合はド軍が3-4で逆転負けを喫したが、デーブ・ロバーツ監督は試合後、「本当に素晴らしいホームランだった。芯で捉えてあっという間に出ていった。彼はすぐに300本に到達してしまったね。私は毎日彼に感嘆している」と絶賛。さらに「彼はまだ若く、強い。将来的には500本塁打クラブ入りも間違いなく視野に入っている」と、さらなる高みへの期待を口にした。

