
コメダ珈琲の長野駅東口公園店と長野東和田店の2店舗は、長野県軽井沢町のnoteが展開する「障害×アート」事業で生まれたブランド「Suu to.(スート)」とコラボレーションし、Suu to.所属クリエイターによるアート作品の展示・販売を7月4日(土)〜12月末頃の期間で実施している。
「Suu to.」の作品との出会いで小さな変化を
毎朝同じ時間に同じ窓際の席に座り、いつものシロノワールを注文する。そんなふうに、長野の人々の日々の暮らしに静かに根を張る店でありたいと、コメダ珈琲店は考えている。しかし、“変わらない”ことは、“何も変わらない”こととは違う。今回「Suu to.」の作品との出会いをきっかけに、その空間にあえて小さな変化を持ち込むことになった。
「Suu to.」は、誠実で多彩な感性を持ちながらも、環境や制度、コミュニケーションの壁によってその力を十分に発揮する機会を得にくい、障害のあるクリエイターの表現を起点にしたアートブランド。作品の魅力をそのまま活かしながら、日常に取り入れやすいテーブルウェアプロダクトを中心に展開。企業・ブランドとのコラボレーションや原画の販売・レンタル、ECでの商品展開などを通じて、社会へと発信。福祉とアートの力を重ね合わせ、そうした才能に光をあてることを目指している。
時間をかけて丁寧に生み出す作品に癒される
Suu to.のクリエイターたちは、誠実で多彩な感性を持っていながら、環境や制度、コミュニケーションの壁によって、その力を十分に発揮する機会が限られていた。彼らが支援員とともに時間をかけて丁寧に生み出す作品には、上手さや正しさとはまた違う軸の“純粋さ”がある。一枚の絵の前でふと足を止めてしまうというエネルギーに、福祉的な文脈を知らなくても、単純に「いいな」と惹かれたと、企画担当者は言う。

コメダ珈琲店 長野駅東口公園店
だからこそ今回の取り組みでは、あえて「支援」という文脈を前面に出していない。来店者は、コーヒーを飲みながら、ふと視線を上げた先に絵があって、クリエイターの感性に癒される。そして、常連客には、「今日はいつもと少し違う」という小さな驚きを繰り返し届けるため、2カ月ごとに作品を入れ替えていく。
