息子が結婚して初めて迎えた大型連休。私は、新しく家族になったお嫁さんに気をつかわせたくない一心で、できるだけゆっくり過ごしてもらおうと思っていました。ところが、夕食後に差し出された一通の手紙をきっかけに、家族の集まりの空気は一変。そこには、私たち夫婦が思いもしなかった内容が書かれていたのです。
息子夫婦と迎えた初めての帰省
息子が結婚してから、初めて実家へ帰省したときのことです。私は、お嫁さんに無理をさせたくないと思い、「座ってゆっくりしていてね」と声をかけました。そして一人で台所に立ち、料理の準備や食事の片付けをしていました。
息子とお嫁さんはリビングで楽しそうにテレビを見て過ごしており、私はその様子をほほえましく感じていました。せっかくの連休なのだから、気兼ねなく過ごしてもらえればそれでよいと思っていたのです。
夕食後に差し出された一通の手紙
ところが、夕食が終わってひと息ついたころ、お嫁さんが私のもとへやってきました。そして、何も言わずに一通の手紙を差し出したのです。何だろうと思いながら中身を確認すると、そこには思いがけない内容が記されていました。
今回の帰省にかかった移動時間や、滞在中に親戚の相手をした時間を「労働」と見なし、その分の「時給」を息子に請求するという計算書だったのです。
あまりに予想外の内容に、私はすぐには言葉が出ませんでした。家族の集まりが、突然、ビジネスのやりとりのように感じられ、戸惑いが大きくなっていきました。

