
貴重な原画展示に加え、娘・黒田かおる氏によるギャラリートークも
1976年に刊行された『おばけのてんぷら』は、世代を超えて読み継がれ、多くの子どもたちの心に残り続けてきたロングセラー絵本です。
おばけの行動にヒヤヒヤしたり、揚げたてのてんぷらのおいしそうなにおいに思わずつばをのみこんだり、どこかまぬけで愛らしいうさこの姿に笑ってしまったり――。読むたびに新たな発見と楽しさをもたらしてくれる作品として、50年にわたり愛され続けています。
また、色紙を切って貼る独自の「貼り絵」による表現は、せなけいこ作品の大きな魅力。紙の質感や色彩、繊細さと大胆さを兼ね合わせた貼り絵ならではの表情は、今なお多くの読者やクリエイターを魅了し続けています。
同展では、『おばけのてんぷら』の世界をまるごと楽しめる展示空間を展開します。
貴重な原画展示をはじめ、物語の世界観を体感できる展示やフォトスポットなどを通して、せなけいこさんの豊かな表現世界に触れられます。
さらに、7月26日(日)には特別イベントとして、せなけいこさんの娘であり、長年にわたり創作活動を身近で見守ってきた絵本作家の黒田かおる氏によるギャラリートーク「お母さんは、せなけいこ」を開催。作家としてのせなけいこさんと、家族だけが知る素顔について語ってもらいます。
開催にあたって
「ねないこだれだ」「いやだいやだ」シリーズをはじめ、数々の名作を生み出したせなけいこさん。その作品には、子どもたちの自由な発想に寄り添う温かなまなざしと、ユーモラスな世界観が息づいています。
なかでも『おばけのてんぷら』は、1976年の刊行以来、多くの子どもたちに親しまれ、親から子へ、そして孫へと読み継がれてきました。
同展では、刊行50周年という節目にあたり、原画ならではの魅力とともに、『おばけのてんぷら』の世界をあらためて紹介。作品を読んだことのある人はもちろん、初めて出会う人にも、せなけいこさんの創作の豊かさを感じられる機会となることでしょう。
