「大腸がんの初期症状と便」についてよくある質問

ここまで大腸がんの初期症状と便について紹介しました。ここでは「大腸がんの初期症状と便」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
大腸がんの主な症状について教えてください。
嬉野 浩樹
主な症状は、血便、便秘や下痢などの便通異常、便が細くなる、残便感、貧血、腹痛です。ただし、早期では症状がほとんどないこともあります。そのため、症状がない段階でも検診を受ける意義があります。
血便が1回だけでも受診したほうがよいですか。
嬉野 浩樹
はい。1回だけでも、受診を考えてください。痔など良性の原因もありますが、大腸がんとの区別は自己判断ではできません。特に40歳以上、便通変化を伴う、繰り返す場合は早めの受診が安心です。
症状があるときも検診を受ければ十分ですか。
嬉野 浩樹
十分ではありません。がん検診は、症状がない人を対象にした仕組みです。症状がある場合は、次の検診を待たず、医療機関で診察と必要な検査を受けることが大切です。
まとめ 便に異常が認められた時は早めの受診を
大腸がんでは、初期症状が乏しいことが少なくありません。それでも、便に血が混じる、便が細い、便秘と下痢を繰り返す、残便感が続くといった変化は、受診のきっかけになる大切なサインです。
便の変化は、痔や大腸ポリープ、過敏性腸症候群などでも起こります。だからこそ、「よくあること」と決めつけず、続く変化は検査で確かめる姿勢が重要です。とくに40歳を過ぎたら、症状がなくても定期的な大腸がん検診を受けましょう。

