前頭側頭型認知症の進行速度
前頭側頭型認知症の進行の速さには個人差があります。一般的には、アルツハイマー型認知症よりも若い年齢で発症し、平均では発症してから8年ほどで死亡に至るとされています。
また、前頭側頭型認知症の進行は比較的速く、アルツハイマー型認知症と比べても生存期間が短いことが報告されています。アメリカで行われた大規模な多施設研究では、前頭側頭型認知症患者の診断時から死亡までの生存期間の中央値が4.2年でした。これに対し、アルツハイマー型認知症患者では6.0年となりました。このことから、前頭側頭型認知症はより早い進行を示し、適切なケアやサポートの重要性が高いことが分かります。
「前頭側頭型認知症の進行速度」についてよくある質問
ここまで前頭側頭型認知症の進行速度などを紹介しました。ここでは「前頭側頭型認知症の進行速度」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
前頭側頭型認知症の寿命はどれくらいですか?
前田 佳宏(医師)
前頭側頭型認知症や、その他の前頭側頭障害を持つ方は、通常、診断後6〜8年の余命があるといわれています。しかし、個人差はあります。ほとんどの方は、病気そのものの進行や、病気に関連する問題で亡くなります。例えば、嚥下困難となり食事や液体が誤って気管に入ることで生じる誤嚥性肺炎などが死因となることがあります。
前頭側頭型認知症の好発年齢について教えてください?
前田 佳宏(医師)
前頭側頭型認知症の好発年齢は、アルツハイマー型認知症よりも若いことが多いです。40代後半から60代の方に好発するといわれています。こうした方は、社会的に仕事をしていたり子育ての最中であったりという場合も多いため、特に本人や周囲の負担は大きくなります。

