小学校低学年のころの私にとって、母をはじめ、かばんを持って街を行く人々は憧れの存在でした。母がかばんにいろいろ入れているのを見ており、かばんの中には何が入っているのか気になっていたのです。ある日、母が家のことをしていた際に、こっそり母のかばんの中を覗いてみることに。タオル、お財布、化粧品、私の外出時のおやつ、そしてひとつ、謎の物が……。


かばんを持って歩く大人への憧れ
幼いころの私にとって、「かばんを持って街を行く人々」は憧れの存在でした。私も、オシャレでかわいいかばんを持って外出したいと思っていたのです。ただ、当時は母から「なくすから余計な物は持たないで」と言われ、かばんを持つことができませんでした。だからこそ、憧れだったのかもしれません。
オシャレでかわいいかばんの中には、どんな物が入っているのだろう。それが気になり、見つかったら怒られると思いつつも、母のかばんの中をこっそり覗いてしまいました。
かばんの中で見つけた物
母のかばんの中身は、タオル、お財布、化粧品、いつも見ているような物ばかりでした。
そんな中で、今まで見たことのないポーチを見つけました。中身が気になり、ポーチを開けてみると小さなティッシュがテープで留まっているような物が。
当時の私は、「私が赤ちゃんのときに使っていたおむつを、記念に持ち歩いている」のだと思ってしまいました。「私が赤ちゃんだったころ、こんなにおしりが小さかったんだ」などと感じていたのです。

