気づいてしまった“本当の目的”
その瞬間、Eさんは気づいたそうです。
義母は最初から、自分を試すつもりだったのだと。
さらに、義母と比べるために用意をさせ、失敗すれば親戚の前で恥をかかせるつもりだったのかもしれない。
ショックを受けたEさんは、帰宅後彼氏へ相談しました。
しかし返ってきたのは、
「母さん、念のため多めに作っただけちゃう?」
「気にしすぎやって」
という言葉。
Eさんは、その瞬間に冷静になったそうです。
本当に辛い時、自分の気持ちを理解しようとしてくれない人と、この先家族としてやっていけるのか。
結婚は“本人同士だけ”の問題ではない。
そう強く感じたといいます。
違和感を見逃さなかった結果
後日、Eさんは婚約を解消しました。
「あの時、冷めたのはローストビーフじゃなくて私の気持ちやった」
そう苦笑いしていました。
その後Eさんは、仕事を続けながら別の取引先で出会った男性と結婚。
現在は二児の母として、仕事と家庭を両立しながら幸せに暮らしています。
一方で、元婚約者だった彼は、破談後に職場の女性社員へ次々とアプローチをしていたそうです。
しかし、それが周囲とのトラブルにつながり、最終的には別部署に異動。その後、職場にも居づらくなり退職したと聞きました。
結婚は好きという気持ちだけでは続きません。小さな違和感でも、無理に見ないふりをしないこと。
それが、自分の幸せを守ることにつながるのかもしれません。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年5月】
※本記事内の画像はイメージです。実在の人物・製品・ブランドとは関係ありません。
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Anne.R
看護師として9年間、多くの人生に寄り添う中で「一人ひとりの物語を丁寧に伝えたい」とライターの道へ。自身の家づくりやご近所トラブルの実体験に加え、現在は周囲へのインタビューを通じ、人間関係やキャリアなど女性の日常に寄り添った情報を発信している。

