「血液検査」の結果を未病に活かすには?
血液検査は病気の診断だけでなく、健康管理にも役立つ情報を提供します。結果を継続的に確認することで、体の変化に早く気付くことができます。
血液検査の結果を保管し比較する
健康診断の結果は毎年保存しておき、過去の数値と比較することが大切です。数値が基準値内でも、前年から変化が続いている場合は体の状態が変わりつつある可能性があります。長期的な変化を見ることで、生活習慣の見直しや早期受診につなげることができます。
血液検査で要経過観察と判定が出たら放置せず医師に相談
健康診断で「要経過観察」や「再検査」と判定された場合、そのままにしてしまう人も少なくありません。しかし、数値の変化は体の異常のサインであることもあります。早めに医療機関で相談することで、病気の進行を防げる場合があります。
血液検査は基本項目の他にオプション項目も活用する
人間ドックなどでは、基本項目のほかに甲状腺機能検査や腫瘍マーカーなどの追加検査を選択できることがあります。家族歴や生活習慣、気になる症状がある場合は、医師と相談して検査内容を検討することが役立ちます。
「血液検査でわかる病気」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血液検査でわかる病気」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
一般的な健康診断の血液検査で、がんはどこまでわかりますか?
木村 香菜 医師
血液検査だけでがんを確定することはできません。ただし、腫瘍マーカーや血球の異常などが見つかることで、追加検査が必要になる場合があります。最終的な診断には画像検査や内視鏡検査などが必要です。
血液検査で引っかかる項目として、最も多いものは何ですか?
木村 香菜 医師
健康診断では、肝機能、脂質、血糖値などの生活習慣病に関連する項目で異常が見つかることが多くみられます。飲酒や食生活、運動不足などの生活習慣が影響することがあります。
体調が悪くなくても、血液検査だけで病気が見つかることはありますか?
木村 香菜 医師
あります。自覚症状がない段階でも数値の変化が現れることがあり、健康診断で病気の兆候が見つかるケースもあります。定期的な検査を受けることで早期発見につながります。
肝臓病や糖尿病は血液検査でわかりますか?
木村 香菜 医師
肝臓病はASTやALTなどの肝機能の数値で異常が見つかることがあります。また、糖尿病は血糖値やHbA1cの数値から判断されます。診断の際は他の検査や症状も合わせて評価されます。
血液検査で複数の項目が基準値を超えたらどの診断を重視すべきですか?
木村 香菜 医師
複数の異常値がある場合は、医師が全体のバランスや症状を確認しながら原因を判断します。単一の数値だけで判断するのではなく、複数の検査結果を総合的に評価することが重要です。

