ヨーグルトは万能ではない?
腸に効きそうで、手軽なのが、ヨーグルトですよね。ただ、ヨーグルトにも相性があって、〈合うか試すには2週間くらい続けてみないとわからない〉、しかも菌は1~2種類しか入っていないことが多い、と本書。ヨーグルトを食べるなら、〈甘くないプレーンタイプ、甘みを足すならはちみつ〉〈バナナやナッツを入れてよく噛む〉。はちみつは善玉菌のエサになりますし、よく噛めば唾液が出て、消化酵素が腸をサポートするそうです。
また、本書がもっともプッシュするのは味噌汁です。〈味噌汁には乳酸菌もいろいろな種類が入っている〉〈ワカメや豆腐で乳酸菌のエサも完璧!〉。簡単で栄養も取れて馴染みがある、味噌汁パワーをもっと活用したいですよね。
シーン別に具材を選ぼう
変化しやすい体のために、お悩み別に選びたい具材を本書から抜粋します。便秘で悩んでいる時は〈里芋、豆腐、きのこ、わかめ、切り干し大根、長ねぎ〉。食物繊維+水分+発酵食品で無理なくスッキリ。
美肌になりたい時は〈鮭、豆腐、しめじ、小松菜、にんじん玉ねぎ〉、たんぱく質+ビタミン+ミネラルで肌の土台が整いやすくなります。
腸活って難しそう、何を食べたらいいかわからない、と敬遠していたあなた。腸がよろこぶ食材は、身近なところにあったのです。大切なのは、いかに体と心をゆるませるか。腸ファーストはすなわち自分ファースト。本書を読むと、いかに私達がストレスによって緊張状態に置かれているかを痛感します。
まずは、一杯の味噌汁から始めてみよう、と思いました。
<文/森美樹>
【森美樹】
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx

