Hey! Say! JUMP・山田涼介が主人公の七瀬悠を演じる連続ドラマ「一次元の挿し木」(読売テレビ・日本テレビ系、日曜午後10時半)の第2話が12日に放送され、悠の義父・京一(佐々木蔵之介)の不可解な言動に注目が集まっている。事件から悠を遠ざけようとする一連の行動はどこか怪しく、視聴者の間で「黒幕説」が浮上している。
「これ以上首を突っ込むな」事件の隠蔽を図る義父の思惑
遺伝子学を研究する大学院生の悠は、行方不明の義妹・紫陽(堀田真由)のDNAと、インド・ループクンド湖で発掘された200年前の古人骨のDNAが100パーセント一致するという不可解な謎に直面していた。さらに、鑑定を頼まれた恩師の石見崎明彦(正名僕蔵)が何者かに殺害され、石見崎の姪・唯(白石聖)とともに真相を追う悠は、大手製薬会社「日江製薬」の社長を務める京一から呼び出された。
京一は、インドで800以上の古人骨が発掘されているのに一つだけ鑑定するのは不自然だと強調。石見崎がコレクターに人骨を売りつけていた可能性や、紫陽のDNAデータが偽装された可能性に触れ、石見崎について「信頼できるかもう確信がない」と語った。そして悠に、これ以上、この件にかかわらないよう告げた。
しかし、悠は真相を追うため、発生生物学の分野で世界的権威の仙波佳代子(鈴木保奈美)へ接触。仙波は石見崎との関係を「昔の仕事仲間よ」とだけ説明し、「あなたのためを思って言う。その件は調べないほうが良い」と言い残して去った。その後、悠は仙波のペットボトルからDNAを採取して解析。石見崎の自宅で拾った髪の毛と一致したため、彼女が石見崎の家を訪れていた可能性が高まった。
大学を出た悠の前には、京一の部下・前原幹夫(木戸大聖)が待っていた。京一の指示だという前原に連れられ、悠は予約されていた心療内科へ向かう。医師(福島リラ)は京一から「人に危害を加える恐れがある」と聞いていると説明し、薬を飲まされた悠に入院を勧める。悠は男たちに取り押さえられそうになるが必死に逃走。報告を受けた京一は「頼むからこれ以上、騒ぎを大きくしないでくれ」とつぶやいた。
現時点で京一が事件の黒幕だと断定できる描写はないが、第2話では、悠を説得して調査を断念させようとしただけでなく、石見崎の信用を揺るがすような説明を重ね、さらには部下を使って心療内科へ連れて行くなど、真相から遠ざけようとする行動が相次いだ。一方、その行動は悠を危険から守ろうとしているようにも見える。「頼むからこれ以上、騒ぎを大きくしないでくれ」という一言も、義父として息子を案じる本音なのか、会社を巡る秘密を守ろうとする本音なのかはまだ判然としない。善意と隠蔽工作のどちらにも受け取れる演出が、京一への疑念をより深める流れになっている。
意味深なシーンを受け、SNSには
「お義父さん誘導しようとしてない?」
「お義父さんいろいろ怪しすぎる話し方」
「義父言うことにも納得できるけど義父が信用できない」
「パパさん石見崎先生のこと悪く言うし悠にも牽制してくるなぁ」
と、不信感を抱く視聴者が続出した。
「何か知ってるだろ」
「ここでわざわざ『巻き込まれてしまっているかもしれない』って言ってくるのは匂わせっぽい…?」
「お父さんも闇深いし、心療内科に連れてかれた時怖かった」
などのポストも寄せられ、京一が日江製薬の秘密や事件の真相を知っているのではないかと考察する人も多い。悠を真相から遠ざけようとする一連の行動は、「京一黒幕説」を意識させるには十分。今後、同社の秘密が明らかになるにつれ、京一の真意にも注目が集まりそうだ。
「一次元の挿し木」とは?
2025年「このミステリーがすごい!」大賞の文庫グランプリを受賞した同名小説が原作のヒューマンミステリー。ヒマラヤ山中で発掘された200年前の人骨と、現代の失踪者のDNAが一致するという不可解な謎に主人公が挑む。そのなかで不可解な事件や巨大な陰謀に巻き込まれ、二転三転する真実の果てに、想像を絶する結末へと突き進んでいく様子を描く。

