ニチレイフーズ26年秋季新商品、業務用冷食は新商品17品・改良品21品/加工度のグラデーション・新価値・市場対応の3つのコンセプトで開発

ニチレイフーズ26年秋季新商品、業務用冷食は新商品17品・改良品21品/加工度のグラデーション・新価値・市場対応の3つのコンセプトで開発

〈インフレ下で低価格志向にも対応〉

【〈3〉市場対応】においては、原材料や光熱費、人件費の上昇が継続するインフレ環境下での低価格志向に応えるため、幅広い価格帯で選択肢を提供すべく市場対応型商品を5品発売する。内訳は農産品2品「(特)塩あじえだまめ」「(特)スーパースイートコーン」、チキン1品「一口カットチキン(むね)」、卵製品1品「(特)カニ玉(タレなし)」、米飯1品「(特)チャーハン」。

たとえば農産品では、他社製品を含め市場を精査し、市場に受け入れられるレベルで歩留りを高めることでコストを削減。加工品も概ね同様の考え方でコスト削減を実現しているという。

既存商品のリニューアルについては計21品で実施する。ジューシー感を向上させた唐揚げや、クリームの滑らかさを高めたコロッケ、ユニバーサルデザインに対応したパンケーキなど、既存商品の価値をさらに引き上げる改良を行っている。

また、プロモーション施策としては、お笑いタレントのメイプル超合金を起用した動画企画「ニチレポ」などを展開し、ユーザーの課題解決に向けて冷凍食品がどのように役立っているかを発信していく。

〈いかに価値で選ばれる商品を提供できるかが重要=松尾専務〉

ニチレイフーズが8日に開催した新商品発表会であいさつした松尾哲哉取締役専務執行役員は、要旨次のように話した。

松尾専務=2026年4月、ニチレイフレッシュと統合した新たなニチレイフーズでは現在、商品調達、開発、営業をはじめ各領域で統合の成果が現れ始めており、素材、生IQFから揚げに代表される半加工品、調理済加工品の幅広い提案・提供が可能となり、統合は非常にタイミングが良かったと感じている。今後はこのシナジーを活かし、これまで以上に総合力を兼ね備えた食品メーカーを目指していく。

足元の事業環境は、特に中東情勢の影響により重油の調達が不安定となり、あらゆる生活用品の物価上昇が長期化している。生活者はモノ・コト・サービスに対し、価格と価値の両立を厳しく見定めるようになっている。

こうした状況の中、私共は安定供給を前提としながら価格対応にとどまらず、いかに価値で選ばれる商品を提供できるかが重要だと考える。

また、冷凍食品の価値や可能性をより多くの生活者にお届けする活動も広がりをみせた。昨年の大阪・関西万博を契機とした活動は、冷凍食品の可能性を広げる実証の場となり、万博で得た知見を活かしたキッチンカーの展開など新たな取組にも挑戦している。今後もこうした取組を通じて冷凍食品市場のさらなる活性化に繋げるとともに、今年4月に設定した新たな企業経営理念、ミッション・ビジョン・バリューズのもと、冷凍の力でくらしに笑顔と感動を届けてまいりたい。

〈冷食日報2026年7月10日付〉

提供元

プロフィール画像

食品産業新聞社ニュースWEB

食品産業新聞社ニュースWEBは、食品に特化した専門ニュースサイトです。食品産業全般を対象に、酒類・飲料、畜産、米・麦、大豆・油糧、冷凍食品、乳製品、調味料、菓子、外食、給食、流通など、あらゆる分野の最新ニュースや役に立つ情報をお届けします。