
埼玉県深谷市は、長年地域で親しまれ続けてきた美しい桜の風景を未来へつなぐため、「ふるさと納税型クラウドファンディング(GCF)」を活用し、7月1日(水)~8月31日(月)の期間「深谷の桜、復活プロジェクト」を実施中だ。
目標金額3,000万円の寄附募集を行っている。
桜の枯死や樹勢の衰退が急速に進行

10年前の唐沢堤の桜
上唐沢川の桜は深谷市の中心部に位置し、「唐沢堤の桜」として、長年にわたり地域の人々に愛されてきた。その歴史は古く、記録では唐沢川の改修を記念して1931年から植樹され、費用の一部は地域の人々の寄付により賄われたという。
当時、500本以上の桜が川の両側に連なり、あたかも花のトンネルのようだと言われたその景色は、関東屈指の桜の名所だったそう。春には多くの桜が咲き誇り、深谷市の魅力を引き出す貴重な観光資源として、近くで開催される桜まつりにはお花見に訪れる多くの人々で賑わっていたという。

しかし、年月の経過とともに桜の老木化やクビアカツヤカミキリの被害などにより樹勢が弱ってきており、倒木や枝折れの危険性もあるため、緊急の対応が必要な状況だ。

近年の唐沢堤の桜
また、美しい桜の景観が損なわれ、地域の人々からも桜の復活を望むたくさんの意見が届いているという。
プロジェクトの内容

「深谷の桜、復活プロジェクト」では、深谷市内各所の枯れた桜の木の伐採・伐根などを行い、新たな桜を植樹して桜の景観の復活を図る。

目標金額は3,000万円で、集まった寄付は新しい桜の植樹に活用。目標額を超過した際は、桜の復活に関連する事業に活用される。
対象箇所第1弾は、上唐沢川の桜(唐沢堤の桜)景観区間 約180本と、深谷市内公園38カ所 約230本。 第2弾は、深谷市内の公立幼稚園、小・中学校、公民館など。植樹は2027年3月までに完了予定だという。なお、この寄附に特典や返礼品はない。
